
自分にとっての宇宙人との付き合い方
【宇宙人の定義】
まずここでいう宇宙人とは、同じ言語を使っているはずなのに自分との意思の疎通が難しい人を指しています。自分と意思の疎通が出来ないからといって、その人を否定するつもりもないのであらかじめ・・・。
【私の性質とこれまで】
私はなぜか昔から何かしら抜け落ちている部分もあるのと、あと現在の仕事の立ち位置も影響して(崖っぷちサラリーマンのため)、宇宙人を引き寄せる力がとても強くて人生が結構ハードモードだったりします。
何度も何度も「自分がおかしいのではないか」ということも考え、認知行動療法とか試してみたり、おかげで自分の思い込みや考え方の癖を知って修正していくこともありました。
ですが。それをやってみた上でもやはり意思の疎通が難しい人、そしてどうやら自分ではなくその人に原因がありそうな人も結構いて。
実際には、自称「高次脳機能障害」を名乗る人や、後輩へのマウンティングが大好きな会社内での有名人、喫煙所引きこもり星人などは私だけに原因があったわけではないかもなと今では思います。
【どういう時に困ってしまうのか】
私が病むのはそういう人が直属の上司になったときなのです。
おそらく物理的な距離が取りづらく、そしてある程度和を保って人間関係を構築していかなければならない相手が宇宙人であった場合にどうやら困ってしまうようです。
おそらく浅い関係で長い時間を過ごさなければならない相手は元々苦手なことも相まって、自分自身のなかで困り感が増大してしまっているなという感触も持っています。
【これまでに試してみたことと自分の反応】
具体例をあげてみると。
私が「これは紙です」って言ってるのに「それはね、古代メソポタミア文明で~・・・・・」みたいな会話になってしまう。紙の話なのかどうかもわからないし、コレ=紙がYesかNoかの答えすらわからなくなるんです。
あとは、言ったことを忘れてしまっていたり、資料を破棄してしまっていたり、酷い人になると「僕は病気かもしれないけど向き合いたくないからそっちで配慮して何とかしてね」っていう人もいたなぁ・・・。
もちろん自分の話し方がおかしいかも?と悩んで、図に示して説明してみたり、一緒に同じマニュアルを見ながら説明してみたり、質問されるごとに丁寧に対応したり・・・考えつくすべての対応をしてみたんです。
でも、どれもうまくいかなくて・・・。
そのうちどんなふうに話していいかわからなくなって、そこから自責の念にとらわれてあれこれ試行錯誤しだして、なす術がなくなってメンタルが落ちていき同時にその人に対するイライラが始まって、そのイライラが表に出だして、その後パニックや過呼吸が始まってしまうっていう・・・。
お客さんがそんな感じだったりとかは全然平気なんだけど、常時一緒にいる人が宇宙人だと病んでしまう・・・。距離が置けたら一番いいけれど、距離が置けないから困ってしまう。
そして気付いたら八方塞がりにしかみえない状況に陥っています。
元気な時だと、「あの人はああいう人だから仕方ない」って冷めた笑いで距離を置くことが出来るんだけど、なす術なしみたいに思ってしまう段階から先に自分がいると、ちょっともう「なす術なし」から抜けられなくなっちゃうんですよね。視野が狭くなってしまっているんだと思います。そして、視野を広く持つだけの余裕も自分からなくなってしまっています。
その時に思ったのが、そもそも本当に自分にできることはないのではないか?ということと、あったとしても思いつかないのならば、自分の今の能力がそこまでなのだから、きっともがいても良い方法を思いつく、実行することは出来ないのではないかということです。
つまり。
自分にも非があるかもしれないけれど、この人とは距離を置かないとうまく接することができないから自責の念を抱く前に、私とは合わない人だから仕方ないって諦めよう。私もあの人も悪くない。ただ合わなかっただけだから誰も責めなくていい。
この「私もあの人も悪くない」
「ただ合わなかっただけだから誰も責めなくていい」
っていうのが一番重要で。そこを腹落ちさせていかないと私の場合はうまくいかないみたい。
【これまでの経験を踏まえた今のお付き合い方法】
なので自分にとっての宇宙人とお付き合いするときに大切なのは・・・
①この人は宇宙人かもしれないという予感がした段階で距離を遠くに保っておくこと(むやみやたらに近付かない)。
②距離が少し縮まって気付いてしまったときは、お互いに合わないだけだから、誰も悪くない・仕方のないことと諦めて再度距離を確保すること。
なんといか、自分の視野が狭くなってしまう前に必要な距離を確保するということが大切かなと思います。そうでなければ、距離を確保したくてもそれが出来るだけの力が自分に残っていないような状況かなと思うからです。
自分の心にゆとりを持てる距離を保つことが大切なのかなと思います。
私自身も少しずつ生きやすい社会生活が送れたらいいなぁ・・・。
同じ困り感を抱えている方に届くと嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。