Amazonオーディブルで聴ける名著『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
佐藤 航陽(さとう・こうよう)著、 メタップス創業者が明かす、資本主義の先の世界。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
「お金とはなにか?」
「経済とはなにか?」
「モノ消費」から「コト消費」
「中央集権」から「分散化」
「大企業の時代」から「個の時代」
テクノロジーによって変わっていく新しい経済をどう乗りこなすのか?
これからの時代の、生き方のヒントが書かれてる1冊!
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●お金とは何か?
もともと、お金は物々交換の不便さを補う仕組みとして発達した。
お金には価値の「保存」「尺度」「交換」の役割があります。
この価値の媒介物は、時代によって貝殻や金属、紙などに姿を変えてきました。
現在世界最古のお金は紀元前1600年ごろの「貝殻」とされています。
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●発展する「経済システム」の5つの共通点
「経済システム」は、大前提として自己発展的に拡大していくような仕組みでなければならない。
特定の個人に依存した仕組みでは、長くは続きません。
持続的かつ自動的に発展していく「経済システム」の共通点は5つある。
①報酬が明確である(インセンティブ)
②時間によって変化する(リアルタイム)
③運と実力の両方の要素がある(不確実性)
④秩序の可視化(ヒエラルキー)
⑤参加者が交流する場がある(コミュニケーション)
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●経済と脳の深い関係
私たち人間の快楽を司る「報酬系」と言われる神経回路に、経済と脳の深い関係の答えがあります。
人間や動物の脳は、欲望が満たされた時に「報酬系」または「報酬回路」と言われる神経系が活性化してドーパミンなどの快楽物質を分泌します。
つまり人間や動物はこの「報酬系」の奴隷のようなもので、快楽物資が欲しいがために、行動を起こすのです。
会社の「給与」や「承認欲求」もその1つと言えるでしょう。
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●「自然」と「経済」
「自然界」も「資本主義の世界」も弱肉強食の残酷な世界です。
自然界は食物連鎖と淘汰を繰り返しながら、全体が1つの「秩序」として成り立っています。
もちろん、そこには「通貨」なんてものはありません。
しかし、食べる、食べられると言った食物連鎖を通じて「エネルギー」を循環させているんです。
自然界では人間社会にあるような法律を、誰かが管理しているわけではないので、自発的にこの仕組みが形成されたということになります。
「自然が経済に似ている」のではなく、「経済が自然に似ていたからこそ、資本主義がここまで広く普及した」のです。
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●ダ・ヴィンチには見えていた”ひとつの世界”
経済と自然はよく似ている。
そして、脳もまた経済とそっくりな構造をしている。
人間の脳内の神経細胞の数は大脳で数百億個、小脳で1000億個、脳全体では千数百億個もあると言われています。
経済も自然も脳も、情報やエネルギーを交換しながらまるで1つの生き物のようです。
であれば、違うものとして区別されている、自然や経済や脳はもともと「出発点」は同じだったのではないでしょうか?
『モナ・リザ』で有名なレオナルド・ダ・ヴィンチはこんな言葉を残しています。
「私の芸術を真に理解できるのは数学者だけである」
彼は、何の関係もないように思える「芸術」と「数学」を同じものとして捉えていたのかもしれません。
つまり、ダ・ヴィンチには「全てが同じものに見えていた」のではないでしょうか?
社会の中で細分化された概念も、違う角度からみれば同じ構造が隠れていることが多いものです。
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お金や経済に対して価値観が変わる、非常に素晴らしい1冊でした。
今回紹介した他にも、
・テクノロジーが変えるお金のカタチ
・価値主義とは何か?
・お金から解放される生き方
・加速する人類の進化
など、興奮する内容が盛りだくさん。
マネーリテラシーを高めたい方は是非!
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ではでは、また( ̄^ ̄)ゞ
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