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家事分担症の妻

旦那に難病認定されている妻の病気

ウチの妻は常に何かに疲れており、世の不平不満を一心に浴びていると思いたい性格で、美味しいのを食べている時と旅行の計画を立てている時、韓国ドラマを観ている時のみ、その状況から解放されるのだが、その状態すらも精神的ストレスという許し難い現象からの止むに止まれぬ逃避行動あり、その解放や喜びは本心からのものではなく、偽りのものであるという設定を自ら積極的に受け入れるという不治の病にかかっている。やれやれである。

冷凍ご飯がない

私が朝起きて、朝食のご飯を解凍しようと思い、冷凍庫を開けてみると、ご飯のストックがなかった。
お米を3合を炊き、百五十グラムの玉を作り、冷めたら冷凍庫で冷凍するのは妻に割り振られた私の仕事である。
昨日の朝に冷凍ご飯の貯蓄がないことに私は気がついていたが、娘は夏休み中で、しかも妻も仕事が休みだったこともあり、今日中に妻が気付きご飯を炊くだろうと思っていた。
しかし、晩御飯を作っている段階で、冷凍ご飯が尽きていることに気がついた妻はご飯なしで成立する晩御飯を作った。
その日、私は日中の仕事のダメージでヘトヘトになっており、ご飯を食べ、風呂に入るとそのまま寝てしまった。
そして、朝起きて、ご飯を解凍しようと思って、冷凍庫を開けてみると、ご飯のストックがなかったのである。

ご飯くらい炊け!

ウチの妻は自己肯定感が極端に低いのを強がって隠すタイプの人間なので、家事は男が女に一方的に課す悪しき風習という大前提の元に、これを平等公平に分割してこそ真の女性の自由と権利が得られる!みたいなことを思い込み、それを確実に実行しようとします。
なので、自分が一旦旦那に振り分けた家事はどんな状況であれ、引き受けてしまうと真の女性の自由と権利が失われると思ってしまうので、どんなに余裕があってもやろうとしません。
それどころか、私が妻の家事を手助けするようなことをすると怪訝な顔をし、あからさまに拒否反応を示したりもします。
家事なんて、余裕がある方がやればいい話なのに、面倒臭いことこの上ない。
まあ、その辺の議論はさておき、一日中Netflixにかじりついてる時間があるなら、ご飯くらい炊いてくれ…と。

心の平穏が大事

自分が考えた公平平等が守られることこそが、心に平穏をもたらすと信じ、そこに邁進するのは別に悪いことだとは思いません。
が、それが自分の首を絞める展開が多い妻を見るたび、そういうものを感じずに生きることこそが、真に心の平穏をもたらすのではないか…と考える私であった。

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