新作絵本の原作ができました!
イェーイ! パチパチパチィ〜。
…ハァ〜。
本当は『はんぶんこ』というタイトルの原作絵本の絵を描いていたんですが、途中でキツくなってしまいました。多分原作自体6、7年前に考えたものなので、なんかモチベーション的に…、う〜ん、飽きた? なんか、正直楽しくないっつーか。
そんな時新しい話を思いつきました。で、こっち先にします。
テーマは、「味方」です。その人にとって、最後の、そしていつどんな時も、何があっても絶対に裏切らない、その人だけの唯一の味方、です。
そんなもんいねぇーよ!
…いや、それがいるんです。
とっかかりは数年前、何気にテレビを見てたら、出会った言葉です。言ってたのは武田鉄矢です。みなさんご存知ですよね、あの「今朝の三枚おろし」でお馴染みの(?)、武田鉄矢さんです。
〜あなたがこの先、辛く苦しく孤独な時、最後の支えになってくれるのは、自分の過去だけだよ。自分だけは清く正しく、あの時、自分だけは間違った道を選ばず生きてきた、その誇りだけが、この先いつどんな時も、あなたの支えになってくれる唯一の味方だ〜、と。
そんなふうなことを言ってて…、こりゃいいこというな鉄ちゃん、とその時深く感銘を受けました。
それが何年も、僕の脳裏にずぅ〜っと残っていました。
よしこれで行こうと。
…で、次に思いついたのは『ベルリン 天使の詩』という、30年以上前のドイツ映画です。アート映画系で結構ヒットしました。お話は、ドイツのベルリンって都市には、実は本物の天使があちこちいるってお話。天使は人間から見えません。天使も人間に触れたり話しかけたりできません。ただいるんです。そして見守る。何もできないけど、見てる、だから我々は一人じゃない、ってお話。
もう随分前に見たきりだったんですけど、それをふと思い出し、最近見直して
これだっ!って。
↑こんな感じです。わかりますか?
天使ならぬ、その人の過去が、一番清く正しく美しかった頃の過去が、その人をズゥ〜っと見守っている、というお話しです。
タイトルは、…『死ぬまで離れない!』です。
死ぬまで離れないからです。
これはカズオイシグロっていう小説家の著書『私を離さないで』から、パクりました。〜を離さない、〜離れない。なんかインパクトないですか?
武田鉄矢meet『ベルリン・天使の詩』meetカズオイシグロ、です。
この三つを組み合わせるのって多分世界で僕一人だと思います。
…だからどうした、ですが。ただいま頑張って絵を描いています。どうです読みたくなりませんか?