バイクが、好きだ。 7つの楽しみ方
私は16歳の頃からバイクに乗っていて、気づけばバイク歴17年目になりました。
バイクはそもそも、移動手段として、人を運ぶことができれば目的達成の道具ですが、それだけでは語り切れない魅力がたくさん詰まっています。
私なりに今までのバイク経験から、楽しみ方を7つの切り口でお伝えしたいと思います。
タイトルで使っている「バイクが、好きだ。」は私が昔から大好きなホンダの有名なキャッチコピーです。現在はホンダの公式にキャンペーンサイトがありました。
とても素敵な企画ですね。
私の場合は、父親がバイクに乗っていたこともあり、小さいころから憧れていて、免許をとるのが待ち遠しくて、10歳くらいから16歳の誕生日が来るのを指折り数えている子供でした。
その後、15歳から教習所に通い、16歳の誕生日がきた瞬間に免許をとれるように調整して免許を取得。嬉しさのあまり免許センターからダッシュで家に帰って、兄のオートバイを借りて初めて公道を走った感動はとても良く覚えています。
7つの楽しみ方
1.ツーリングへ行く
やはり、バイクは乗って走るのが楽しいです。
免許さえあれば、レンタルバイクサービスもあるので気軽に楽しめます。
私は神奈川に住んでますが、近場の桜木町に行ってみたり、意味もなく第三京浜を走ってみたり。一人でも、友達同士でもいいものです。
冬にはすごく寒いのに西湘バイパスの海沿いを走って、パーキングで飲む缶コーヒーがとても美味しかったり。
夏には北海道までフェリーでいって、道内を一週間近くかけて走り回って、美味しいごはんを食べ、きれいな景色をみたり。この記事のヘッダー画像は北海道の写真です。
原付バイクだけで集まって箱根まで行って温泉に入って蕎麦を食べたり。
オフロードバイクにテントとキャンプ用品を括りつけて林道を走って一泊したり。
沖縄の離島でレンタル原付バイクで彼女と二人乗りしたり。甘酸っぱいですね。安全には本当に気を付けてください。
ツーリングにも色々楽しみ方があります。
2.整備する、カスタムする
バイクを所有した場合は、必要な整備です。お金も手間もかかってしまうので面倒に感じてしまう部分もありますが、手をかけると車体にとても愛着がわきます。
定期的にバイク屋さんに依頼する方もいれば、自分でほとんどの事をやる方もいます。
必要なことは消耗品のオイル交換、タイヤ交換、ブレーキパッド交換、などでしょうか。基本的には車と同じ考え方です。整備後のバイクに乗るのはとても気持ちがいいです。
そして、カスタム。
パワー重視、操作性重視、見た目重視、燃費重視、快適さ重視など、十人十色、無限大にやれます。
プランを想像してネットサーフィンしているときから楽しいですね。道で走っててとてもカッコいいバイクを見つけて、マネをしてみたり。
友だちと、あーだこーだ言いながらファミレスで議論を重ねたりするのも楽しいです。
3.バイクを眺める
メーカー、デザインがとにかく洗練されています。
特に、自動車と比べても趣味性が高い工業製品にあたると思うので、市販車の手に入る価格帯でも独創的なものが多く、ワクワクしますね。
自分のバイクを眺める。駐車場で人のバイクを眺める。モーターショーへ行く。インスタグラムでカスタムビルダーの画像みる。ピンタレストでカッコいいバイクを眺める。など、飽きませんね。
更には、映画やゲームに出てくるバイクもカッコいいですよね。
AKIRAの真っ赤なバイク。FF7のクラウドのバイク。ミッションインポッシブルでイーサンがバイクに乗っている姿。ワクワクしますね。
また展示イベントに行くのもとても楽しいです。コロナの影響で今後は分かりませんが、良い形でまた楽しめることを願います。
他にも最近ではバイクが好きな有名人の方のYouTubeなどの動画コンテンツも魅力的です。
伊勢谷友介さん
ヒロミさん
おぎやはぎさん
女性ライダーで有名な 稀に暇なOL_なっちゃん さん
4.機械としての知識を深める
機械としても魅力も満載です。
人を運ぶというただ一つの目的のために、
安全性、環境面、性能面、操作性、生産コストなど、様々な要素に気が配られて600個~1,500個の部品が組み合わさってできています。そして長い歴史の中で各メーカーでブラッシュアップが繰り返されています。
この時点でもう、ロマンを感じてしまいますね。
引用:バージンドゥカティ
エンジン一つとっても、様々な種類の機構があります。
2ストローク、4ストローク、単気筒~マルチ、OHV、SOHC、DOHC、デスモドロミック・・・
そのどれもに、意図があり、メリットデメリットがあり、思想や目的に合わせて採用されています。他にも、タイヤ、ブレーキ、サスペンション、それぞれに様々な種類の機構があり、開発もストーリーがあります。
ロマンですね。
5.歴史の知識を深める
およそ150年の歴史の中で、国ごと、時代ごとに変化を遂げているので、文化的な背景が見え隠れし、とても面白いです。
例えばハーレーは大陸を快適に横断できるように直進安定性の高いロングホイールベース設計、大きなサイズの車体。OHVというエンジン構造と三拍子と呼ばれる独特なアイドリング音。のワイルドな排気音。ワイルドな外装デザイン。「ワイルド」というと抽象的ですが、特にハーレーはアメリカらしい空気感と相まって理屈では説明しきれない味わい的な魅力を感じます。
ドイツのBMWは元々航空機メーカーというルーツがあり、水平対向エンジンはその関係があるのではと思います。バイクに水平対向エンジンは独創的な設計ですが低重心で、ジャイロによる倒し込みの抵抗の軽減など、理論的なメリットもしっかりあります。
"なぜBMWはボクサーエンジンを作り続けるのか!?"
http://bmw2.balcom.jp/blog/hiroshima/2017/07/22526.html
イタリアのドゥカティもまた、いかにもイタリアらしい流線形の前衛的なテンションの上がるデザイン。エンジンヘッドまわりではこだわりのでデスモドリミック機構で生産やメンテナンスに手間のかかる複雑な機構ながらレース界でも結果を出しています。
他にもマニアックな話が色々あります。
国内ではホンダとヤマハの競争や、戦後の日本メーカーと海外メーカーも激しい競争があり、色々なモデルが発売されてきました。
6.サーキットを走る
なかなかハードル高いですよね。ただ、気軽に楽しむ方法はあります。
富士スピードウェイでは、定期的に一般の方が参加できる走行会が開催されています。一般的なバイクで、専用のウェアでなくても2200円で気軽に参加でいます。
https://www.fsw.tv/freeinfo/039913.html
あの大きなきれいなコースを走るのはとても気持ちがいいです。
オフロードでは埼玉でモトクロスの体験などもあります。
https://activityjapan.com/publish/plan/7277
体力的になかなかハードですが、丁寧に教えてくれました。
7.ファッション
休日の高速のパーキングなどで、ライダーが多いとき、着ているファッションでどんなジャンルのバイクに乗っているか大体検討がつくくらい個性があります。
アメリカン系、レーシング系、カジュアル系、本格ロングツーリング系など。
ジャケット、パンツ、ヘルメットからグローブ、ブーツなど、バイクに乗っていない普段使いでも使えるカッコいいアイテムもたくさんあります。魅力的なアイテムがほんとにたくさんあるので、こちらも沼が深いです。
まとめ
長くなってしまいましたが、ざっくりとこんな切り口でいろいろな楽しみがあります。すこしでもバイクの魅力が伝わると嬉しいです。
一方でバイクはとても危険な側面もあります。しっかりとした装備を身に着け、整備された車体で、安全には十二分に気を付けてください。
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