どこから誹謗中傷?なぜ駄目なの? そんな人達へ
ジョージア生活中(自粛中)にシェアメイトにオススメされて、毎日のように一緒に見ていたテラスハウス。
先日その番組に出ていた僕の中では印象が良かった女の人が、SNSの誹謗中傷に耐えられず命を断ってしまった。
この事件に関して様々な人が自分の考えを発信していますが、
多くの方が言葉の暴力は相手を傷つけ時には人を死に至らしめてしまうから、よくないんだよということを言ってると思う。
一方でメディアに出るんだったらある程度叩かれる覚悟も必要だという意見や、気にしなければいいのに
SNSをやめればよかったのに、などと言う辛口の意見も多く出ている。
今回はこの件についての、僕なりの意見をまとめようと思います。
なぜ誹謗中傷がだめなのか
まず誹謗中傷がなんで駄目なのか、多くの人が納得しやすい理由はそういうルールが決められてますよということなんですね。
まず法律で決められているルールにも違反しているので、特定できれば起訴して損害賠償請求できますよという仕組みがあるんです。
更に国のルールだけでなく、SNSを利用する上で利用規約というのを多くの方が読まずに同意していると思いますが
多くのSNSには利用規約に特定の企業、個人に対する非難、侮辱、誹謗中傷をしてはいけません。
また不利益もしくは損害を与える行為、それらの恐れがある行為をしてはいけません。と書いてあるんです。
これはつまりどういうことなのかというと、人の意見を否定する発言は危ないですよってことなんですね。
それらの恐れがある行為というのはふわっとしてますが、自分の放った批判の意見も
受け取り手によっては、非難や侮辱、誹謗中傷に捉えられてしまうから気をつけてくださいということなんです。
そんなの相手の勝手じゃないか、受け取り方が悪いという意見があると思いますが、話す人と聞く人があってのコミュニケーションです。
人の発言に批判という形で、コミュニケーションを持ちかけてるのは話す側なので、話し掛けたほうが悪くなってしまうんです。
イジメも同じような感じだと僕は思います。
これが守れない場合は、利用することを認めませんとされているんです。
そうあるはずなんですが、誹謗中傷する人が多すぎて、摘発するのが現状追いついていないということは、悲しい事実だと思います。
誹謗中傷はありふれてるだけで誰にも認められてない行為なんですよね。
未成年飲酒、喫煙、と同じく見つからないと摘発されないだけで、立派な違反行為なんです。
皆やってるからという理由は、やってることの正しさの証明になってないという言葉を見ましたが、全くその通りなんですよね。
大袈裟に言えば、皆が人を殺してたから僕も人を殺しました。皆やってるからいいじゃないと言ってることと、そんなに変わらないと思うんです。
誹謗中傷された個人の状況
誹謗中傷は言葉の暴力だから… それで人がひとり死んでるんですよ!と糾弾されても
言葉は暴力じゃなくて言葉でしょ?僕一人のせいではないし、などなど現実味がないので伝わりにくいというのが、する人側の現状だと思います。
そこで僕なりに分かりやすくなるよう置き換えてみました。
人って物理的にナイフで刺していくと死にますよね?この際死ぬのは身体が傷ついて死にます。
しかし人は精神が傷つき過ぎても死んでしまうんです。
この精神に攻撃する際、多く使われる武器は「言葉」なんです。
身体を傷つけるために使われたナイフと
精神を傷つけるために放たれた言葉
それで同じく人が死ぬのなら、この2つは同じで目に見えるか見えないかの違いでしか無いと思うんです。
また言葉の受け取り方が悪いという考えは、目に見える形に置き換えると
ナイフで相手に切りかかって、避けれない方が悪い、護身術を身に着けて無いほうが悪いという考えなんですね。
メディアに出るからには、ある程度叩かれる覚悟を持つべきという考えは
治安悪いところにいくのだから、ナイフで刺される覚悟は持つべきと言ってるんですよね、刺されていい理由ではないですよね…
わかりやすかったでしょうか?
言葉は暴力という意味を理解できなかった人、1人にでも届けばいいなと思います。
受け取り方
この話のややこしさは、この受け取り方にあると僕は思ってます。
今回の事件は個人に向けた誹謗中傷が問題となってますが、日本では芸能人などの発言が差別発言、侮辱発言と炎上する問題もよくあります。
これも最近ありましたね。
特定の人にに向けた発言のつもりはない、悪いニュアンスで言ったつもりはない発言も、一部の人に悪く捉えられるケースです。
特定の人に向けた発言ではなくても一部の人が悪く捉えて、その発言は特定の人に向けた差別発言だと批判を(発信)することで
内容の全体を見ない人たちが、芸能人の誰々が差別発言をした。
という認識で、それはよくないと糾弾するのが日本でよくある芸能人の炎上です。
この場合、僕はどちらも悪いと思うんです。でも世の中は片方が悪いという風になってしまうので、少数派が一方的に叩かれてしまうんです。
恐ろしいですよね…
受け取り方一つで一人の人が滅多うちにされてしまうんです。
差別発言をしたと炎上してる状況の僕の見え方
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芸能人の誰々が、差別発言をしました。
その発言は良くないと、多くの人が非難します。
この場合芸能人は悪者で、非難する人たちが正しい。
これの見方を変えると
状況によりますが…
間違った発言をしたわけでなく、悪いニュアンスを含んだつもりはなかった人の発言を
誹謗中傷だと捉えた人が怒りを感じ発信することで、その発言は誹謗中傷だと世間に広まる。
そして、その言葉を放った個人を、大勢の人で非難する。
しかし、非難もまた誹謗中傷なんです。
特定の人達に誹謗中傷したと、したつもりはなくても捉えられてしまい、誹謗中傷によって滅多打ちにされてしまう。
この形は正しいですか??
それが正しい事かのように事件は処理され、個人は追い出されてしまう。
なぜ誹謗中傷をする人がこんなにも居るのか疑問に思う人も、無意識のうちにやっている。
なぜなら情報社会の多くの情報に、誹謗中傷がありふれてるからなんだと僕は思いました。
情報を取り扱うニュースメディアが、芸能人の誰々が差別発言をして炎上しましたと誹謗中傷を助長してる形になっている。
だから無くならないだろうなと思いました。
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今回起きた個人に対する誹謗中傷、それに加わった人たちに向けて多くの方が
そういう発言をする人はクズであり、社会的価値のない人間、社会的に抹殺されるべき、そういう人たち消えてほしい
などなど誹謗中傷した人(個人)に向けて、誹謗中傷してるんですよね
残念ながらその事に多くの人が気づけない…
悪い事実に対して、自分が正しいと思ってとってる行動だからなんです。
皆が皆、良くないって思った部分を叩いてる
それだけなんです
どうすれば良いのか
誹謗中傷を自分がしてしまわない、人にされてしまった時にどうすれば良いのか。
いちばん大事なことは、「知る」ことだと思うんです。
相手の取った行動が悪く見えた場合、なんでその行動を取ったのか知る必要があると思います。
それを知った上で、その行動はこういう風に捉えられるケースもあると思うので、気をつけたほうが良いですよ。
そう言えたら平和ですよね。
逆も同じで、自分の行動が悪く捉えられた場合、どうしてそう思ったのか聞けばいいと思います。
それが聞けたら、全然そんなつもりなかったけれどそう捉えられることもあるんだなと、自分で気を付けようと思えたら。
平和じゃないですか?
でも人間には、感情というものがあり、相手を傷つける言葉が沢山できてしまっているので、とても難しい問題です。
しかし難しいから諦めるのか、自分だけでもなるべく冷静であることに努め、事態をより良い収束に持っていく努力をするのかあなた次第なんです。
自分ができたら、自分の周りだけでもと多くの人が、人口の半分以上の人が思えるようになったら、本当の平和というものが訪れるかもしれないですね。
相手を知ろうとするということは、相手のことを考えるということ
それがより良い社会への第一歩だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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