自己を犠牲にして人を助ける人、その人は誰が助けるの?
「自己犠牲」何らかの目的や他者のために、自分の時間、労力、身体、命を捧げること。
アンパンマンが自分の頭を引きちぎって、ひもじい人に分けてあげる。
それは優しさで包まれていて、とても良いことのように見えますが、それで自分が傷つく、もしくは死んでしまうとしたら、果たして良いことでいいのでしょうか?
誰かをかばって怪我をする、かばってもらった結果その人が怪我をした。アニメにありがちな出来事ですが、現実ではなかなか直面することは無いと思います。
僕たちの身のまわりに溢れている「自己犠牲」は、直接命、身の危険に関わることは殆どないので、上のような目に見えて分かりやすい形では無いと僕は思ってます。
今回は今の僕たちの身の回りにあふれる「自己犠牲」それの良し悪しなど、僕の考えをまとめようと思います。
目に見える、見えない
僕たちの周りには、多くの人が気付かない「自己犠牲」で溢れていると思います。多くの人が気付かないってことは、大したことしてないのでは?そう思う方もいると思う。
大したこと無い=影響力が弱い事だろうか?
例えば小学校の掃除係を皆で決めようとなった時に、決まってトイレ掃除は貧乏クジのように扱われ、誰もやりたがらない。
そんな環境で、皆やりたがらないなら、私やりますと名乗り出る心優しい子が皆さんの学校にも、何人か居たんじゃないでしょうか?
先生からしたら誰々優しいな~ありがとうって「見える」かもしれないですが、同じクラスメイト同士の場合そんな風に考えれただろうか?
「皆がやらないなら私やりますよ」皆がやらないならを聞いていた子は、誰々って優しいなと思うかもしれません。
でも聞いてなかったら?私やりますだけだったら?
わからないですよね?見えないんですよ、多くの人に。
仕事の場でも、給料に関係しない時間、後これだけなんで、と自分から少しタダ働き。会社の残業も本人の意志で残業をしているって形になっていてお給金が発生しない残業があるとか。
自発的だけでなく、周りの空気がそうさせる「自己犠牲」が強いられる場が多くあると思います。
では、どれくらいの人達がそれを認識できているでしょうか?全然居ないと思います。
目に見えない人の頑張り、苦労が、世の中には溢れてるんです。
影響力の弱いもの、でも誰かがやらなければならないもの
それを優しい人が、自分の時間を削ってこなしてくれてる。それを知ってるのは手伝ってもらった当事者だけなんじゃないでしょうか?
それを知っていて更に頼んでいないでしょうか?
塵も積もれば山となる
このことわざが「自己犠牲」には、悪い方向にしか働かないんですよね。
先程の目に見えない自己犠牲には、大きな欠点があるんです。
小さな自己犠牲を積み重ねていくと、自分の時間をどんどんすり減らしてくことになると思います。
しかし、どれだけ自分をすり減らしても周りの人には見えないので、その人が誰かのためになした「良いこと」は当事者が周りにひろめたりしない限り、周りからの評価は上がらないんです。
そうすると、なんでこんなに頑張ってるのに誰も認めてくれないんだろう?そんな思いがストレスとなって、時間だけでなく、精神もすり減っていく。
積み重なり増えていくのは、ストレスや労力、時間が減ったことで睡眠時間も減り、疲れや体調不良も積み重なる。
良くないですよね。
まとめ
このように、身の回りに溢れている多くの「自己犠牲」は人の目には映らず、頑張りが報われず苦しんでいる。
そんな人がたくさんいると思います。
そんな人に、ならばやらなければいいと簡単に言う人、周りに認められないことへの不満があることに「偽善者」と片付ける人など、冷たい言葉を投げてしまう人が居るんです。
自分よりも他人を見ることで、困ってる人を見つけてしまったら知らんぷりはできない人達。
「自己犠牲」を強要されている、空気を読まないと集団としてやっていけない場合に、その人の弱い部分のせいで、無理して仕方がなくやってる人達。
彼らのやってることは「良いこと」、して貰った側にとっても「良いこと」であるはずなのに、それを盾に少しでも見返りを求めたり、見返りがないことを愚痴ったりすると、叩かれてしまう。
結果的に彼らにとって「悪いこと」になってしまうんです。
こんな人達を知らぬ存ぜぬで、放置して良いのだろうか?この人達も助けを求めてるんじゃないでしょうか?
皆さんの身の回りの大切な人達が、壊れていくのを知らないで良いでしょうか?
この人達が救われるには、まず知ってもらうことが大切だと思います。
自分の身の周りだけでいい、目の前にいる人がどんな人なのか?困っていないか?疲れていないか?助けを求めていないか?
より多くの人達が、他者に目を向けれるように成ることが大事だと僕は思います。
1人でも多くの人がこの文を読んで、目の前の人を気にかけてくれたらな~と僕は思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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