知の結晶110円
スピログラフ定規を買った。
小難しげな名前だがなんのことはない、
これのことである。(どうやらどっかが『スピログラフ』の商標を取ってて商品名にはできないらしい)
別に子供の頃これでめちゃくちゃに遊んだわけでもなく、さほど懐かしいという感じでもない。だから新鮮に楽しい。
この定規のギアは2サイズあり、大きい方のギアを使えば大きく、小さい方のギアを使えば小さく模様が描けるものだと思っていたが、全然そんなことはなかった。やってみたら全然違う模様だった。
ご丁寧に図形の例が載っているのはそういうことだったのか。
ちょっと考えれば分かりそうなことだったが、この完成する図形はギアの歯の数と歯車の歯の数の最大公約数と最小公倍数が関係しているらしい。ギアの大小で歯の数が違うのだから、できあがる図形が違うのは当たり前のことである。
図形がくるくると完成していく度に思うが、この遊びってどんな人がどうやって思いついたのだろう。わたしの想像の外くらい頭の良い人なのだろうな。勉強すれば仕組みを理解することはできるだろうが、無からこれを生み出すのは無理だ。そんな頭の良い人が考えたこんな複雑(に、わたしには見える)な遊び道具を100均で売ってていいのか。
子供の遊びも、今やってみると微妙に視点が変わって面白いな。年賀状にできるくらいきれいに描けるように練習するぞ。ギアと歯車の組み合わせも研究するぞ。
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