年金世帯の消費シェア倍増
消費支出に占める高齢者の存在感は高まっている。
少子高齢化に伴い20年前の23%からほぼ倍になった。
年金世帯の消費はGDP全体の15%を占める。
消費者物価指数は生鮮食品を除く総合の上昇率が6月まで10カ月連続で3%を超えた。既に年金を受け取っている68歳の人は23年度の支給額が前年度比1.9%増だが、2.5%の物価上昇率を加味すると実質的にマイナスだ。
一方で高齢者は金融資産が多い。19年の調査では、65歳以上の無職世帯の夫婦の金融資産は1,915万円で、全世帯平均よ