超大型 障害者雇用代行ビジネス でしょうか?
三井不動産と博報堂、精神障がい者雇用支援の新会社「SUPERYARD」
障害者雇用代行ビジネスには、大きく分けて「貸し農園型」と「サテライトオフィス型」があります。
年始に話題になったのは「貸し農園型」の方です。
「サテライトオフィス」という形態については、一般企業でも採用されていて、本社に通わなくても貸しオフィスやコワーキングスペースを使ってある種のテレワークをする事で業務効率を上げる取り組み化と思います。
ちなみに障害者雇用においてもテレワークを活用している雇用企業は多くあります。
さて、このサテライトオフィス型の雇用代行ビジネスですが「本業から業務を切り出す」という点で「こりゃあ良い取り組みだ!」という方もいます。
「本業と無関係の農園と違って、本業から切り出すんだから批判される事もない」という意見もあります。
だったら、みんながみんな、このサテライトオフィス型で雇用を代行してもらえば批判も無くなり問題解決!となるのではないか。
いや、そうでもなさそうなのです。
一方で、本業からの切り出しがうまくいかず、サテライトオフィスにいる障害者が「やる仕事が無い」状態に陥っているという話もあるのです。
1日中、何もやる事が無い。週に数回、あっという間に終わる仕事が届くのを待つ。
それなら、農園で市場には出回らないし雇用企業の売り上げも利益にもならない野菜を作るのであっても「仕事があるだけ、まし」なんじゃないだろうかという声も聞こえてきます。
今回、三井不動産と博報堂という有名企業が乗り出す雇用代行ビジネスなんじゃないか?と思われる新企業。
今後の動向と、国の動向も気になります。
そして、雇用代行ビジネスを「安易に」活用する就労支援機関が出ない事を切に願います。
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