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英語の起源を尋ねて、いざ英国へ。

昨年9月に本格的に英語の勉強をはじめてから、あっというまに1年近くがたった。

半年前に書いた英語の勉強方法の記事が想像以上に読まれてびっくりしたのだけど、実際にこの方法で1日2時間以上勉強を続ければネイティブを前にしても『言いたいことは伝えられる』という自信を持って対峙できるくらいにはなれる。

語学に近道はない。ただ愚直に努力を積み重ねるしかない。

ただ、正直に言えば英語の勉強をはじめた当初は辛いことの方が多かった。
大人になってからこんなにも『できない』ことに直面する機会はそうそうない。

何度も心が折れそうになったし、実際ちょっと折れて体調を崩し、2、3日勉強ができなかった日もある。

でもこの半年はそんな辛さをほとんど感じることなく、楽しく英語学習を続けてこられた。

その理由は #EnglishChallenge のラジオでも話した通り、自分たちで作った『仲間』の存在が大きい。

4月から毎日欠かさず続けてきた学習報告。
今日のまなびや海外情報のシェアなど、勉強以外の『英語を使って暮らし、働くということ』の情報交換。

そうやって励まし合い、アドバイスしあいながら、この半年の間に英語で記事を書いたり、海外メディアの人をアテンドしたりと新たなチャレンジもたくさん経験できた。

4月にはじめたときは『一旦3ヶ月やってみようか』というお試しのノリからはじまったEnglishChallengeコミュニティは、1月を機にパワーアップしてリニューアルすることになった。

そのとき伊佐さんと話したのは、『ベルリンのリベンジをしたいね』ということだった。

実は9月に一緒にベルリンへいく予定だったのだけど、トラブルがあってベルリン行きは断念することになった。(ちなみにその代わりとして行ったのがサンクトペテルブルクだ。)

このプロジェクトの集大成として企画していた旅だっただけに、リニューアル前にどうにかリベンジをしたいね、と2人でずっと話していた。

もちろん改めてベルリンにいくという手もあったのだけど、せっかくなら英語コミュニティらしい旅をしたくない?ということで、語学留学をかねてみようか、というアイデアを提案してくれたのは伊佐さんだ。

そして早速留学エージェントのスクールウィズさんに相談してみたところ、とんとん拍子で留学企画が決定した。

あとは『どこにいくか』だ。

私と伊佐さんはキャラが正反対と言っても過言ではないほど違い、興味がある国やエリアもまったくといっていいほど重ならなかった。
しかもお互いに『自分だけだったら選ばない国に行ってみたい』という気持ちもあり、メキシコからオーストラリア、ヨーロッパまで世界地図をみながらああでもないこうでもないと話し合った。

最終的に二人が出した結論は、『せっかくだから英語の本場に行こう』というものだった。

それも大都市ロンドンではなく少し外れたエリアに行こう、というところまで意見が合致した。

この2年ほど私が抱いてきた思いとして、もはや大都市はどの国に行っても文化的に大きな違いを感じるのは難しく、地方や郊外に足を伸ばした方がユニークな体験ができるのではないか、というものがある。

その話をしたら伊佐さんも即賛成してくれて、候補はブライトンとエディンバラに絞られた。

最終的に、ブライトンは港町なので冬に行ってもあまりその街らしさを楽しめないのではないかという話になり、古城が立ち並び冬景色をめいっぱい楽しめそうなエディンバラへ向かうことにした。

***

最近読んでいた『言語学フォーエバー』という本に、言語は記号としての言葉と文化や風習などの『言語外現実』によって構成されているという話が出てきた。

日本人が英語学習につまづくのは文法や発音の違いもあるけれど、言語外現実が大きく異なるところも理由のひとつなのではないかと私は思う。

英語をまなぶ中でも、直訳するとニュアンスが変わってしまうお互いの微妙な言い回しやジョークのツボ、強調したい箇所の感覚的な違いを理解する難しさに直面してきた。

今回たった一週間の語学留学で何が学べるのか、という意見もあると思う。けれど私は、やっぱり現地で暮らすことによって『言語外現実』も含めて言語をまなぶことが、コミュニケーションツールとしての言語習得につながるのではないかと考えている。

エディンバラで共にまなぶ仲間たちはどこの出身者が多いのかまだよくわからないけれど、お互いの母国語からみた英語の奥深さについても意見交換できたらいいな、とぼんやり思ったりしている。

今回スクールウィズさんにサポートしていただくことになったとき、『もっと一週間から気軽に語学留学にいく人を増やしたいですよね』という話をしていた。

有休をとって1週間ちょっとの休みをとるなら、バカンスにいくのもいいけれど海外の語学学校に行って、異国の友人を作り、現地の先生にローカルな情報を教えてもらいながら暮らすように旅する選択肢があってもいいんじゃないか、と。

そして私や伊佐さんのように比較的自由に世界のどこでも仕事ができるタイプの人もこれから増えていくはずだからこそ、働きながら気分転換もかねて語学留学にいくライフスタイルも提案していきたい。

これから、2週間弱の海外暮らし。

英語コミュニティのひとつの集大成として、イギリスでの経験を自分の血肉にしていきたいと思う。

***

という偉そうなことを書いておきながら、なんと出国当日に羽田と間違えて成田に向かうという凡ミスを犯した私!!!!

伊佐さんから『今日羽田だよ!?』と連絡をもらった時にはすでに搭乗まで3時間を切っていたという悪夢…!

気絶しそうになりながらあちこちに頭を下げたり泣きついたり15kgの荷物を担いで爆走したりしながら羽田を目指した結果、奇跡的に搭乗1時間前に到着することができました…これを奇跡と呼ばずしてなんといおう…!!

伊佐さんと空港のカウンターで会えたとき、どちらからともなくひしと抱き合い再会を喜び合いました。。。

いやいや、まだ俺たち日本やぞ、in 羽田やぞ。

ということでしょっぱなから波乱万丈デットヒートなノリではじまったエディンバラ珍道中、無事に帰ってこれるのかも心配なところですがお勉強の方はしっかりみっちりがんばって参ります!

私にはいつもギリギリで助けてくれる神が着いていると信じて。

ではでは、行ってきまーす!


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最所あさみ
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