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今週読んだ海外記事と雑感(2020.8.1)
今週もピックしたニュースとコメントを転記してまとめておきます。
有料部分はニュースへの雑感です。
バーバリーが中国にオープンした「ソーシャルストア」の全貌
バーバリーが中国に「ソーシャルストア」と銘打つ新店舗をオープン。店内のデジタル施策はもちろんですが、ユニークなのはWeChatでバーバリーが提供しているゲームと連動し、QRコードを読んだり試着したりするとゲーム内で使えるポイントが溜まっていくこと。
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
これはつまり→https://t.co/AHgCLmpd45
「バーバリーのゲーム」というコンテンツが先にあって、そのコンテンツをより楽しむために訪れるテーマパーク的な仕組みになってきているということなのかなと。日本でいうと、あつ森と連動させて、店舗で試着したアイテムはゲーム内でも使えるとかできたら試着のきっかけが作りやすそう。
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
ただこの施策はあくまでデジタルコンテンツ(この場合はゲーム)が人気でないと成立しないのがネックかなと。バーバリーのゲームも実際に本国でどのくらい人気があるのか不明なので施策だけだとなんとも言えない気がします。ただ確実に言えるのは、記事にもある通り今や購入者の80%は→
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
オンラインのタッチポイントを経由しているということ。店舗に行くとスマホと見比べながら、事前にリサーチしたものを探して購入する人もよく見かけるようになり、純粋な店舗での衝動買いはだいぶ割合が下がっているのではないかと感じています。これまでは認知をオンラインでとる話がメインでしたが→
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
今後は体験もまずオンラインでの体験があって、デジタルコンテンツへのファンがより楽しむためにリアルの場がある、という力関係になっていくのだろうなと改めて感じたニュースでした。
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
コスメ売場のニューノーマル
コスメ企業がライブコマースやオンラインタッチアップに対応しはじめたという話なのですが、本題とは別に、記事にでてきた #TuesdayNightBeauty とか #SelfCareSunday みたいに曜日にあわせてハッシュタグをつくる流れがアメリカだとわりとあるよなと思っていて→https://t.co/kyjo25Gruv
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
もっというとBlack FridayとかCyber Mondayとかもそうなんですが、この曜日タグの感覚って何からきているのかが気になる。やはりキリスト教圏は日曜日の休息日がある分、昔から一週間の感覚が強くて曜日へのこだわりがこういうところにでるのかしら…
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
あとさっき紹介したハッシュタグもメイクアップよりスキンケアを意識してると思うのですが、しばらくは「おこもり美容」的な打ち出しがメインになっていくのだろうなという気がします。美容家電とかは逆に今の方が売れてるんじゃないだろうか。
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 31, 2020
Amazonのすが戦略は独占禁止法違反となるか?
日経新聞でも報道されていましたが、日本時間の今日、GAFAの独占禁止法にまつわる聴衆会がひらかれ、各社のトップが答弁しました。
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 30, 2020
個人的に注目したのはAmazon EchoやPBが独占禁止法に当たるかどうかの話。https://t.co/mLsA227tkp
Amazon Echoに関しては
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 30, 2020
①他社が真似できないほど安い価格をつけて独占しようとしていないか
②Amazon Echoがおすすめする商品がAmazon製品に偏る設定になっているのではないか
の2つが争点に。
これが不当とみなされるかどうかでプラットフォームのものづくり戦略は根底から変わりそう。
屋外型SCの客数が増加した理由
コロナの影響で屋外型のショッピングモール(日本でいうアウトレットモールのような施設)の客足が前年比34%も増えているとのこと。屋内SCは42%減っているので、実質2倍以上客数が変わっているということか…!
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 29, 2020
屋内か屋外かで顧客も行き先をしっかり選んでいるのだなと。https://t.co/EFy4STSuK7
ハッ…!ということは日本式屋外型ショッピングモールこと商店街が最強なのでは…?ローカル志向への動きとも合致してるし…!?
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 29, 2020
特に首都圏の商店街は居住人口を考えてもわりと恩恵受けてるところあるのではと思ったのだけど実際どうなんだろう
都心エリア 消費の復調遅く──消費者の46%が居住エリア近辺での買い物を望
ロックダウンも解除され消費も戻ってきていますが、都心の方が戻りが遅く郊外エリアの方が早く活気が戻りつつあるのは世界共通のよう。欧州では消費者の46%が居住エリア近辺での買い物を志向しているという調査結果も。https://t.co/BTS6fiNdQh
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 29, 2020
一方で、この流れがどのくらいのスパンで続くのか、最終的に買い物客が都心に戻ってくるのかは予測がつかないものの、歴史的に見ると都心への集積が自然ではあるので「今後出店するなら郊外の方がいい」と単純に言えるものでもないなと思いつつ…!
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 29, 2020
Neiman MarcusがHudson Yardsへの出店から1年で撤退へ
うお、Hudson Yardsに入ってたNeiman Marcusも閉店するのか…!破産したので店舗事業の整理が必要とはいえ、あれだけ肝いりではじめた事業を1年足らずで撤退するとは…
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 28, 2020
地理的にNYの中心街からは距離があり、ビル内のオフィスワーカーも激減してるとなると→https://t.co/EZ9wGj55Mc
Neimanに続いて撤退するテナントが増えてきそう。
— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) July 28, 2020
これまで都心にオフィスと商業ビルをミックスさせた高層ビルを建てるのがひとつのセオリーだったけれども、リモートワークが進むとこの枠組み自体を変えていかないといけないのだろうなと。。。
今週はこのご時世の中でも「郊外」「屋外」は比較的客足の戻りが早いという記事をピックしたのですが、実際に小売に関わる人たちの一番の関心は
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