全員が競争の舞台に引っ張り出されることは幸福なのだろうか問題
コロナによってEC化が加速し、SNSやYouTubeの活用に力をいれる事業者も増えてきた。これまでローカルの小さなマーケットに向けて商売をしていたお店も日本中、世界中にマーケットが広がったのは喜ばしいことだ、とメディアでは語られている。
しかし現実には、地方の需要が首都圏に吸い上げられていっているだけなのではないか、という気もする。
私自身も地方出身なので、なぜ田舎でイオンが発展したのかが体感を伴って理解できる。地方にとってイオンは東京の出張所であり、地元の人からするとその地域らしさや文化よりも東京の華やかさや利便性を与えてくれるイオンの方が圧倒的に求められているのである。
これとまったく同じことが、ECの世界でも起きているはずだ。
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