【私のおでかけ帖】書を見つけに、街へでよう。ノスタルジーにひたるまち・神保町(2017.2)
実際に行くかどうかはさておき、毎週末に私が行きたいなと思うおでかけプランを勝手に発表するシリーズです。
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無類の本好きな私が定期的に足を向ける街・神保町。
古本は近所のブックオフでも買えるけれど、それでも足を運びたくなるのは、まるで時がとまったかのようなこの街ならではの空気感のせいなのかも。
時代に流されないスタイルのある街・神保町のお散歩プランを考えてみました。
神保町といえばこれ!まずは名物でお腹を満たしましょう
(photo by Bondy HP)
・Bondy
神保町といえばカレー!そして神保町のカレーといえばボンディ!
ブラウンソースをベースにしたカレーはチーズとの相性も抜群です。
クラシックな店内も文系女子の心をつかむポイント。
・共栄堂
神保町でもっとも古いカレー店として有名な共栄堂はスマトラカレーの専門店。
小麦粉をつかわず、具材の形がなくなるまで26種類ものスパイスとともにじっくり煮込んだカレーはミシュランガイドにも掲載されたほど。
・アンチ・ヘブリンガン
こちらはカレー専門店ではなくイタリアン主体のお店ですが、神保町らしく(?)日替わりカレーも楽しめます。
クラシックなお店が多い神保町の中では珍しく、女子ウケのよいナチュラルな空間のカフェはセットドリンクの選択肢にチャイが入っているのも◎
1日では回りきれないほどの本、本、本…!
・magnif(マグニフ)
古書店街というと歴史ものや全集のような重たくてとっつきにくいものを想像しがちですが、普段本を読まない人でも足を運んでみて欲しいのが昔のファッション雑誌を中心に集めた古書店・マグニフ。
昔の海外VOGUEやSEVENTEEN、おしゃれな写真集、数十年前のananやOliveなど感性を刺激されるものが所狭しと並んでいます。
今となっては廃刊・休刊になってしまった昔懐かしい雑誌も多数揃えており、ノスタルジーに浸れる場所です。
・一誠堂書店
100年以上の歴史を誇る神保町の老舗古書店。
川端康成や三島由紀夫といった文豪も足繁く通った由緒正しい古書店です。
コンクリート造りの外観とステンドグラスがはめ込まれた入り口がノスタルジーで、その建築を見るだけでも楽しめます。
・南洋堂書店
こちらもコンクリート造りの外観が印象的な、建築専門書店。
古書だけでなく、新刊も含め建築に関する専門書をあまねく扱い、学者や専門家の利用が多いのが特徴。
4Fはギャラリースペースになっており、展覧会やトークイベントが開催されることも。
文学少女の心をときめかす、ノスタルジックな喫茶店。
(Photo by ギャラリー珈琲店 古瀬戸)
・ギャラリー珈琲店 古瀬戸
殺風景な神保町の街に突如あらわれるカラフルな壁画が目印の古瀬戸は、店内で絵画や焼き物を展示・販売しているカフェギャラリー。
お散歩中に買った本を読みながら、アートにつつまれた空間でのんびりくつろぐことができます。
・さぼうる
神保町のカフェといえば一番に名前があがるのがさぼうる。
クリームソーダや生いちごジュースなど、フォトジェニックな古き良き喫茶店メニューが楽しめます。
名物のナポリタンも昔なつかしいおいしさ。
・LADRIO(ラドリオ)
店内にはシャンソンが流れる、クラシックな大人のカフェバー。
ウィンナーコーヒー発祥の店とも言われています。
ノスタルジックな店内はまるで純文学の世界に入り込んでしまったかのような気分を楽しめます。
古書店だけじゃない!神保町に来たら寄りたいところ。
(Photo by 平安工房HP)
・平安工房
製本所を改装して作られたおしゃれなインテリアショップ。
本の街・神保町らしく大きな本棚が印象的です。
大きな家具だけではなく、国立の人気文房具店「つくし文具店」ほか2つのブランドの出張所も併設しているので気軽に立ち寄ることができます。
・STYLE'S CAKES & CO.
神保町のおみやげを買いにかならず立ち寄りたいのが「タルト」と「キッシュ」の専門店・STYLE'S CAKES & CO.。
テイクアウトのみなので、帰りがけに立ち寄るのが◎。
ただし土曜日は17時までで、売り切れ次第終了となるのでご注意を。
・オッカラン
タイやフランス、モロッコなど世界各国から集めた選りすぐりの雑貨やハンドメイド製品を集めたおしゃれな雑貨店。
純和風な外観と異国情緒あふれる商品セレクトがオリジナルの雰囲気を作り出しています。
ノスタルジックな気持ちはそのままに。神保町ならではのおしゃれディナーを
(Photo by Bal Marrakech)
・Bal Marrakech
異国情緒漂う空間でフレンチを楽しめる古民家バル。
1Fはカウンター、ロフトの2Fがテーブル席になっています。
ジャンルはフレンチですが、イスラエルやモロッコ、チュニジアなど珍しい国のワインが揃っているのもポイント。
・Bistro Aligot
Bal Marrakechの系列店で、同じフレンチのお店ですがこちらは元・氷屋さんの純和風な日本家屋を改装したお座敷が特徴的。
ちゃぶ台を囲み、お箸で食べるカジュアルな骨太フレンチが楽しめます。
この街で、着たい服。
神保町で古書店めぐりをするなら、大人の知的な雰囲気でまとめたい!
こちらのコーディネートはペンシルスカートにひとめぼれ。
バックリボンと上品なカラーが大人の甘さを感じさせます。
クラシックなバッグもツボ。
神保町コーディネートで取り入れたいアイテムのひとつがベレー帽!
ペンシルスカート+ブルゾンのコーディネートもベレー帽がプラスされるだけでぐっと知的な雰囲気に。
足元がエナメルなのも優等生っぽさがあって◎
オーバーオールは子供っぽくなってしまいがちですが、ゆるニットとオーバーサイズのコート、靴下+ヒールの組み合わせとベレー帽でここまで大人な雰囲気になるとは!
遊び心のある知的さが神保町散歩にぴったり。
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古書街のイメージが強い神保町ですが、実はおしゃれして行きたくなるようなレトロかわいいお店もたくさんあります。
ちなみにこの記事タイトルは寺山修司の「書を捨てよ、町にでよう」をもじったもの。
これに気付いた人は神保町適正が高いはず!
ぜひ古書を片手にノスタルジックな街・神保町を散策してみてください。
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