今週読んだ海外記事と雑感（2021.1.16）

今週読んだ海外記事のまとめです。後半の有料部分ではニュースへの雑感を書いています。
※予約公開の日にちを完全にミスっていて慌てて公開しました…！先週に続き、正月ボケがひどい。

Poshmark上場後の初値は予想の2倍超え

Poshmarkが昨日ナスダックに上場し、予想価格の2倍の値をつけたとのこと。個人的には記事の最後に書いてある「Farfechも上場時は期待を上回る高値を付けたが翌年に半額まで落ちた」の話の方が気になるw 2019にそんな落ちる要素あったっけなhttps://t.co/H910uWhY5r

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 15, 2021

ブランドの「広告出稿ボイコット」はFacebookにどんな影響を与えたか？

昨年6月に43ものブランドが一斉にFacebookと Instagramの広告をボイコットした影響は、ブランドにとってもFacebook社にとってもほとんどなかったもよう。Facebookにいたっては、6月の広告売上は10%アップしていたとのこと。https://t.co/oxGnAuZYzu

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 15, 2021

ちなみに43の企業のうち、ボイコット後に売上が下がったのは7社のみ。売上自体は複数要素が絡むので広告出稿のボイコットがどう影響したかまではわかりませんが、逆に言えばSNS広告を出さなくても売上が作れるブランドだけがボイコットできたのだろうなあと。

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 15, 2021

あと当時ボイコットしてたブランドは今もボイコット継続しているのかは気になるところ。社会的には大バッシングを受けてスポンサーも手を引いて大打撃を受けているように見えても、数字の面では影響を受けていないケースは意外と多いよなあと。、

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 15, 2021

Walmartがフィンテックスタートアップに参入

WalmartがRibbit Capitalと提携してフィンテックスタートアップをスタートさせるとのこと。Amazon vs Walmartのアメリカ小売企業のトップ対決はもはや本業ではないところに移行しつつあります。とはいえ小売と金融業は相性が良く昔から小売企業が参入してきた分野でもあり→https://t.co/dW4IJzvcEB

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

→日本でも楽天、丸井、セブンなどがその筆頭格ですね。ただアメリカでは金融業者以外が銀行業を行うことを許可する法律が承認されたとのことで、これまでのようなクレジットカードの発行だけではなく小売業から得た情報を銀行業、保険業に参入する企業も増えそう。

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

というか、そもそも自分たちでものを作らない小売業は本業自体の利益率が低くてあまり儲からないわけで、さらにD2Cの増加で売れるブランドほど直販してしまうことを考えると、小売業は集客装置と割り切って別のところで儲けるビジネスとして金融に力を入れるのは当然といえば当然の流れ

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

ディープフェイクはこれからのファッション広告をどう変えるか？

ディープフェイクの技術を活用した広告がすでに実現しているのかー！フェイクニュースにつながったり性的コンテンツで利用されることが多かったりとネガティブなイメージもありますが、ユーザー情報からその人の身体情報(髪や肌の色、身長など)にあわせた広告を出せるので→https://t.co/5jMvisGIEr

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

消費行動につながりやすい、という話は興味深い。音声をうまく他言語に変えられれば言語の壁も超えられそうですね。
あと面白いのは、インフルエンサーが広告塔を担う際にディープフェイク技術を使えば複数パターンの撮影をしなくても本人が動いているかのようなパターンをいくらでも作れるということ

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

逆に言えば本人が言っていない、やっていないこともCMやWeb広告で使えてしまうので今後事務所側はこうした新しい形態にも対応していかなければならないのだなあと。
ちなみに、すでにインフルエンサーマーケティングは本人の投稿データをもらってそれを加工するかたちが増えているらしく→

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

普通にPR案件を受注するより実入りがいいのでインフルエンサーもこぞって使用許可を出しているようですが、相手をちゃんと吟味した上で契約内容もしっかりみないとWeb広告はかなり悪用されそう、というかすでに悪用されてるのではと思う広告もちらほら…。

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

ディープフェイクは賛否両論あるものの、パーソナライズの流れが不可避である以上、パーソナライズの元になるコンテンツの多様性を確保するためには微妙に異なるコンテンツが大量生産できるディープフェイクが不可欠なのだろうなと思います。あとすでに人工的に作られた「顔」も存在しているので、→

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

→これまで無名の女優さんやモデルさんがやっていたような替えのきくモデル業はディープフェイクで人工的に作られたモデルや著名人のデータをもとに安価に別カットを作る、みたいなかたちに置き換えられていくのかもしれないなあと思ったりします。

— 最所 あさみ（asami saisho） (@qzqrnl) January 13, 2021

今週はピックアップした記事は少なかったのですが、Facebookの記事とディープフェイクの記事が興味深く、未来の広告のあり方について考えさせられた一週間でした。