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騒音のない未来へ:EVがもたらす静かな暮らしとその課題

騒音問題とEV普及への期待

自宅の裏手にある駐車場に止められているスポーツカー。そのエンジン音、特にアイドリング中の振動と騒音には正直うんざりしています。静かな住宅街に住みたいと願う者としては、この手の音は一日が台無しになるほどのストレスです。

そんな日々を過ごしていると、ふと「EV(電気自動車)がもっと普及してくれたらな」と思わざるを得ません。EVはエンジン音がほぼなく、静かに走行できるのが大きなメリットです。この静粛性は、環境問題やCO₂削減といった話題よりも身近で切実なメリットとして感じられます。

世界の大富豪も静かな車を望んでいる?

EVが注目される背景には地球温暖化対策や環境意識の高まりがありますが、世界の資本家や大富豪たちは、もしかすると「騒音が嫌い」という理由でEVを推進しているのかもしれません。

とはいえ、「大富豪=ガソリン車好き」というイメージも根強いですよね。ランボルギーニやフェラーリなど、燃費や環境負荷を度外視してパワーとデザインを追求する車は、富裕層の象徴ともいえます。でも最近では、テスラやポルシェの高級EVを選ぶ大富豪も増えてきています。そう考えると、もはや「静かな高性能車」というのは時代のトレンドなのかもしれません。


EVのエネルギー効率の疑問

EV普及を応援したい気持ちはあるものの、エネルギー効率について考えると少し引っかかるところがあります。というのも、EVは電気を動力源としますが、その電気を生み出す仕組み自体に効率のロスがあるからです。

  1. 発電の効率
    原子力や火力発電では、燃料を燃やして水を蒸気に変え、タービンを回して電気を作ります。このプロセスだけでかなりのエネルギーが失われています。

  2. 送電のロス
    発電所で作られた電力は送電線を通って各家庭や充電スポットに送られますが、この間にも10%ほどのエネルギーが消費されます。

  3. バッテリーのロス
    EVの充電・放電にもエネルギー効率のロスが発生します。

一方で、ガソリン車はどうでしょう?
車内でガソリンを燃やして、その力で直接クランクシャフトを回して駆動します。こう聞くと、「ガソリン車のほうが効率的じゃない?」と思ってしまいます。ただ、内燃機関のエネルギー効率自体は20~30%程度といわれ、こちらも決して効率が良いとは言えません。

石油の活用と持続可能性

さらに調べてみると、石油を精製する際にはガソリン以外にも多くの副産物が生まれるといいます。軽油やナフサ、さらにはアスファルトの原料までもが石油の副産物です。これらは私たちの生活に必要なものであり、石油が単なる「燃料」以上の役割を担っていることが分かります。

とはいえ、石油は有限の資源です。持続可能な社会を目指す上で、EVや再生可能エネルギーへのシフトが不可欠なのも事実です。


騒音のない未来を夢見て

結局のところ、私が求めているのは「静かな環境」です。技術革新が進むことで、EVはもっとエネルギー効率を高め、環境に優しい選択肢として定着していくでしょう。再生可能エネルギーが主流になれば、EVが持つ「ゼロエミッション」のメリットもさらに拡大します。

騒音のない未来、そして環境に優しい社会。そんな時代が一日でも早く訪れることを願っています。

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