夢日記33
2021/8/22 17:00
海賊に憧れる少年と私の夢。
海賊に憧れる少年が海賊ごっこと称してモノを取ったり、かといえばそのモノをマジックみたいなことして返却したりして遊んでいる。
そうこうして時間を潰していたら、本物の海賊らしき人たちが通りかかった。少年はこれを見逃さず、自分を海賊にしてもらおうと彼らの跡をついていった。崖沿いまで行くと、彼らは止めてある船の周りでたむろしているようだった。
私は様子を見ようと遠くから眺めているだけだったが、少年は
「海賊になりたいんだ!仲間にしてくれ!」
と開口一番に飛び出した。
少年一人では心細いかと思い、やれやれといった感じで彼の後について出て、
「この少年をなんとかあなたたちの仲間にしてくれませんか?」
と説得した。
「俺らはいいけど、姉御がどう言うか……」
と彼らが言い終わらないうちに、船から勇ましい感じのお姉さん達が出てきた。その女性たちを引き連れている先頭の人物を見ただけで、この船の船長だとわかった。
「いいよ。でも、アンタはどうするの?」
煮え切らない返事を返すと、
「悪いけど、ここの海賊の秘密を少しでも知ったアンタを、そのまま返すわけにはいかないね。海賊になりたくなけりゃあ、大人しく牢屋にぶち込まれておきな」
と言われてしまい、陸にある牢屋へ入れられた。
船長によって牢屋に入れられる際、
「アンタの方が見込みありそうなのにな……」
と呟かれた。
牢屋の外から下っ端の女性組員に見張られる感じで私は収容され、檻の中から船が出港していくのを眺めていた。
その船の後ろの方で少年が手を振り、
「きっと立派になって戻ってくるからなー!」
と叫んでいた。
次の日、ほおに当たる雨粒で目が覚め、陸の天候が荒れていることに気づいた。見張っている女性を見ると、なんかの魔法で映し出したビジョン的なやつで船長たちの様子を見ているようだった。が、様子がおかしい。
どうやらこの雨、海では一番ひどい嵐となっているらしく、船長の船も例に漏れずもみくちゃにされているようだった。
詳しい状況を見ようとビジョンの解像度を高めると、彼らの声が聞こえてきた。
「姉御達も普通の女らしく、騒いだり恐れたりすりゃあ、逃したり諭したりできたのにな」
「どんな男よりも勇ましくいるもんだから、怯えてるこっちが女々しいや」
「そんな姿、姉御達には晒すわけにはいかないな」
と談笑しながら荒波をかぶっていた。
その姿から、この嵐からもう助からないんだと察した。
その後、船が沈没していく様が映し出されたが、その様子が見るに堪えたのか、見張りの女性は目を逸らしていた。
彼女の様子を見て、さてどうしようかというところで
目覚ましなしで17:00に目が覚めた。が、予定していたことができなくなった