知能と知性 主義編
最近思ったのは知能と知性は関係があるということです。というのも、高IQなのに何か大きなことを成し遂げていないひととか、何をしているかわからないという人がいたり、あるいは知性が高くても、当たり前のことを述べているだけのひとがいる、そんな中で、知能は高いが説明が下手とか、説明は上手だけど知能が低いひとがいるから、一概に、知能が高いから知性が高いとか、知性が高いひとはそのまま知能が高いということは言えないことが多く感じたからです。
これが本当だとしたら、一個人で知能が高まると知性が下がり、知性が上がると知能が下がるということになります。一部確かにこれに反して、知性が高い上に知能が高いがいますが、これの限りでないものとしておきましょう。
ところで私が言いたいことはこのようなことではなかったように思う。結論まで述べてしまってはこの話に意義は見出し得ないでしょう。
大雑把に学問の中核を3つに分類すると、どうも言語、非言語、動作にわかれるようです。
例えば、代表的にみて文系は言語であり、まさに言葉の世界でなんとかすることになる。理系はというと確かに科学などの言葉の世界があるけれど、数学を軸に取ると非言語であるでしょう。
さらにピアノなどの芸術を含めると動作が入ってくる。
しかしこれはあまりにも大雑把な分類です。
そこで動作以外の言語と非言語をより広く考えていこうと思います。
「損得としての処理能力と情緒として人間知性」
さて、あらゆる学問をする上で方法をなんらかの形で見つけたり、あるいは編み出すにしても、狙った効果があるからこそ方法というものがあるのはおわかりいただけるでしょう。
このあたりは算数や数学のようにそもそも、体系だって学ぶときには日常の損得とかけ離れたものとは反対であるといえる。
つまり、何らかの狙った効果や損得がなければ編み出すにせよ、どこかで見つけるにせよ方法はあり得ないと断言できる、ということです。
このことはのちに述べる、問いの科学や経済学といったものがこれらと異なるベクトル軸として算数や数学といった計算勘定を行うものとわけているものにも結びついてくるでしょう。
なぜなら、最近つくった「問いの科学」や「経済学」といったものは知らないとどうしようもないことであり、そうした「何らかの狙った効果や損得」がなければほとんど知るのみまたは、計算するだけにとどまり、おおよその計算勘定にまで至らないからです。
この条件においては共通であるといえるでしょう。すなわち、どのような知り得た情報があっても、そこに何らかの狙った効果や損得がないのならば、知能による逆算や方法、意味がないことになってしまう、ということです。
ゆえに、狙った効果や損得が発生して初めて計算勘定が起きることを意味しています。このことを損得主義としておきましょう。
対して、人間知性というものは縁起にはじまり、ヒトがその限界であり、わかりやすくすることに努めたり、また、生命力を活用してゆくもののことを指します。つまり,損得主義と真逆に位置するものといえるえしょう。これを情緒主義と仮にもしておきましょう。
「処理能力と人間知性」
では、というと、処理可能なものは常に「狙った効果や損得」があり、問題解決や知能、そうしたものに答えが有限に存在し、目標立てができ目的はあれど、それらにまつわる意図は複雑化の一途を辿るもののことをいいます。対して、人間知性とはというと、高速に判断することや知性、そのようなことに答えが無数にあり、目標は立てにくく目的は唯一縁起であり、それらにまつわる意図は単純であるもののことをいいます。
この処理可能なものとは常に逆算可能であり、というより「狙った効果や損得」が生じた時点で、それらは計算可能なのであり、その意図に反応して目的が作られ、それらは情緒主義とはいえないものとなる、ということです。
ここで一つの問題にぶち当たることでしょう。
果たして、損得と情緒どちらが先であるべきなのか、という問題です。
このことに対する回答としましては、このような例があるのでご紹介しておきましょう。
1.言語発生起源
言語の発生起源を巡る話で、赤ちゃんが先に言語を持っていたか、それともお母さんが先にその言語を持たせたか、というものですね。
未だに未解決なものです。これも先ほどと同様にして、情緒が先か、損得が先かわからないものとなりますね。
2.前頭葉が発達しているか、それとも異常か
私の知人に前頭葉が発達しているとMRIで診断したら医師に言われたというのがありますが、本人曰く、前頭葉が発達しているのか、それとも異常になっているかわからんということでした。
というのも、血流で判断されているため、異常に使われているのか、発達しているのかわからないからだそうです。これもそういうもんだいでしょう。
この1と2にせよ、言えることは両方の可能性があり、複雑に入り混じって振動しているということでしょう。
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