いろいろな言語でパピヨン
8月8日は蝶々の日です。
パピヨンはフランス語で蝶々の意で、蝶のように似た耳を持つ犬の一種の名称やギリシャ語やルーマニア語などで〈nœud papillon〉[ヌ・パピヨン]に由来する名称のネクタイ類の一種である“蝶ネクタイ”にも用いられていて、蝶々の日と同日のハッピーリボンデーにも関連性があります。
テントや亭, 展示物の意のパビリオンは〈Papillon➡Pavillon〉[パピヨン➡パヴィヨン]に由来し、英語では〈Pavilion〉[パヴィリアン]と表記されます。
また〈Papion〉[パピオン]はマンドリルを意味しています。
今回はいろいろな言語でパピヨンを取り上げます。
いろいろな言語でパピヨン
【Papillon】ほとんどのラテン文字使用言語
【Papijon】デンマーク、チェコ、セルビア・クロアチア
【Papijon / 𐔗𐔀𐔗𐔍𐔎𐔖𐔓 / 𐖈𐖗𐖯𐖥𐖧𐖮𐖬】アルバニア
【Papion】ルーマニア
【Papiyon】プロヴァンス、ハイチ、クレオール
【Papiyôn】ピカルディ
【Papiyun】マレー
【Papyon】トルコ、ザザキ
【蝶々〈Påwion〉―泳法〈Påvion〉】ワロン
【蝶々〈Παπιόν〉―蝶ネクタイ〈Παπιγιόν〉】ギリシャ
【Папийон】ブルガリア
【Папијон】セルビア、ボスニア
【Папйон】モルドバ
【פאפייון】ラディノ
【פפיון】ヘブライ
【پاپیون】ペルシア
【پاپیۆن】ソラニー
【پاپٖىيۉن】モルドバ
【ڤاڤييون】ジャウィ
【ᱯᱟᱯᱤᱭᱚᱝ】サンタル - サンタル語本来の蝶々を意味する単語は〈ᱯᱤᱯᱲᱤᱚᱝ〉[ピプリオン]とパピヨンに響きが似ている。
【பாப்பியோன்】タミル
【蝶々〈ปาปิญอง〉―犬〈ปาปียง〉】タイ
【ປາປີຢອງ】ラオ
【빠삐용】チアチア
【파피용】韓国
パピロン系統
多くの言語では、単語の綴りから〈パピロン〉系統で呼ばれています。
【Papilon】ウェールズ、スロベニア
【Папиллон】ウズベク
【Папилон】ブルガリア、マケドニア
【بابيلون】アラビア、チュニジア
【بابیلون】エジプト・アラビア
【پاپیلون】エジプト・アラビア、ペルシア、ウルドゥー
【پاپیوْن】南アゼルバイジャン
【பாப்பிலான்】タミル
【ಪ್ಯಾಪಿಲಾನ್】カンナダ
【ปาปิลลอน】タイ
【巴比龍 / 巴比龙 / Bābǐlóng】中国
パピリオン/パピリョン系統
【Papilion】インターリングァ
【Papilione】イタリア
【Papiliono】イード
【Papilhão】ポルトガル、ブラジル・ポルトガル
【Papiljoen】オランダ、フラマン
【Papiljon】エストニア
【Papiljonas】リトアニア
【Papiljong】スウェーデン、ノルウェー
【Papilyun】インドネシア
【Папильон】ほとんどのキリル文字使用言語
【პაპილიონი / ᲞᲐᲞᲘᲚᲘᲝᲜᲘ / Ⴎⴀⴎⴈⴊⴈⴍⴌⴈ】ジョージア、メグレル
【پاپلیوں】西パンジャブ
【ꦥꦥꦶꦭꦾꦸꦤ꧀ / Papilyun】ジャワ
【ᬧᬧᬶᬮ᭄ᬬᬸᬦ᭄】バリ
【ᮕᮕᮤᮜᮡᮥᮔ᮪】スンダ
パピリオ系統
パピヨンのルーツとなったラテン語単語です。
【Papilio】エスペラント
【Pāpiliō】ラテン
【Папилио / Papilio】リングァ・フランカ・ノバ