いろいろな言語でアロハ関連
1月31日はアロハの日です。
アロハのシャカブラーの手話は、ユニコードでは電話の合図を示す手話《🤙》と同型で、上げ下げの動作に使用する指の数で日にちを表す日付となっています。
いろいろな言語でアロハ
ハワイ語〈Aloha〉は“愛”の意味で、アイラブユーに当たる間投詞から“こんにちは”及び“さようなら”の意味も示します。
アロハに似た発音で“愛”の意の単語を持つポリネシア諸語以外の言語ではカフカズ諸語のラズ語の〈ოროფა / ᲝᲠᲝᲤᲐ / Oropa〉[オロパ]があります。
【Aloha】ほとんどのラテン文字使用言語
【Aloha / 𐑩𐑤𐑴𐑣𐑩】イギリス英[ə.ˈləʊ.hə]
【Aloha / ·𐑩𐑤𐑴𐑩】イギリス英[ə.ˈləʊ.ə] - アメリカの地名〈アロア〉の場合。
【Aloha / 𐐊𐑊𐐬𐐸𐐪】アメリカ英[ə.ˈloʊ.ˌhɑː~ə.ˈloʊ.hə]
【Aloha , Ah-loh-hah】ハワイ英[ɑː.ˈloʊ.ˌhɑː~ɑː.ˈloʊ.hə]
【Alohao または Aloho】エスペラント - 名詞の場合。
【Alofa】サモア、ツバル、トケラウ
【Aloxa】ウイグル、ウズベク
【Ahlozhah / Aƅloƨhaƅ / 阿罗哈】チワン
【Aroha】マオリ
【Aropa】フトゥナ
【A-lô-ha】ベトナム
【ʼaroha】ラパヌイ
【Αλόχα】ギリシャ
【Ἀλώα = ΑΛΩͰΑ】古典ギリシャ
【Алоха】ほとんどのキリル文字使用言語
【Алоҳа】タジク、アブハズ
【Алоһа】アゼルバイジャン、タタール、ウイグル
【Ալոհա】アルメニア
【ალოჰა / ᲐᲚᲝᲰᲐ / Ⴀⴊⴍⴠⴀ】ジョージア
【ᎠᎶᎭ / Aloha】チェロキー
【אלוהה】ヘブライ
【אלוחה】ラディノ
【אַלאָהאַ】イディッシュ
【الوها】エジプト・アラビア、南アゼルバイジャン、シンド
【الوہا】ウルドゥー、西パンジャブ
【ألوها】アラビア
【آلوها】ペルシア、ダリー
【اَلوہا】カシミール
【ئالوخا】ウイグル
【ئالۆھا】ソラニー
【ئەلۆھا】ソラニー
【އަލޯހާ】ディベヒ
【ܐܠܘܗܐ】アッシリア現代アラム
【अलोह / 𑌅𑌲𑍋𑌹】サンスクリット
【अलोहा】ヒンディー、ネパール、マラーティー
【আলোহা】ベンガル、アッサム
【অ্যালোহা】ベンガル
【ਅਲੋਹਾ】パンジャブ
【ཨ་ལོ་ཧ།】チベット
【𑐀𑐮𑑀𑐴𑐵】ネワール
【ꯑꯂꯣꯍꯥ / অলোহা】マニプーリ
【અલોહા】グジャラート
【𑂃𑂪𑂷𑂯𑂰 / अलोहा】ビハール/ボージュプリー
【𑒁𑒪𑒼𑒯𑒰 / अलोहा】マイティリー
【𑠀𑠥𑠵𑠪𑠬 / अलोहा】ドーグリー
【ଆଲୋହା】オリヤー
【ᱟᱞᱳᱦᱟ】サンタル
【ஆலோஹா】タミル
【అలోహ】テルグ
【ಅಲೋಹ または ಅಲೋಹಾ】カンナダ
【അലോഹ】マラヤラム
【ඇලෝහා】シンハラ
【အလောဟာ / Alohā】パーリ
【အလိုဟာ】ビルマ
【អាឡូហា】クメール
【อโลฮ่า または อะโลฮ่า】タイ - 間投詞の場合。
【อะโลฮา】タイ
【ອະໂລຮາ】ラオ
【ꦄꦭꦺꦴꦲ】ジャワ
【ᬅᬮᭀᬳ】バリ
【ᮃᮜᮧᮠ】スンダ
【ᨕᨒᨚᨖ】ブギス
【ᜀᜎᜓᜑ】タガログ/フィリピノ
【ᜠᜮᜳᜱ】ハヌノオ
【ᝀᝎᝓᝑ】ブヒッド
【ᝠᝮᝳᝠ】タグバヌワ
【阿羅哈 / 阿罗哈 / Āluóhā】中国
【阿囉哈 / ㄚㄌㄨㄛˊㄏㄚ】台湾華
【阿羅哈 / Aa³lo⁴haa¹】広東
【阿羅哈 / A-lô-ha】台湾
【阿罗哈 / Àluha】上海
【알로하】韓国
【アロハ / Aroha】アイヌ
【アローハ / Ɂarooha , ʔarooha】沖縄 - 沖縄語カタカナ表記は『琉球新報』の記事内で確認。
【አሎሃ】アムハラ
【ኣሎሃ】ティグリニャ
【ⴰⵍⵓⵀⴰ】アマジグ
【ꕉꖃꕌ】ヴァイ
【ᐊᓗᐦᐋ / Aluhaa】イヌイット
【ᐊᓗᕼᐋ / Aluhaa】ヌナブト
いろいろな言語でシャカブラーのシャカ
1/31のアロハの日制定における日にちの由来となったシャカブラーのジェスチャーである《🤙》は英語で〈Shaka〉と表記される単語で、ハワイ語に本来英語の〈SH〉に対応する発音が無いことから、英語〈Shaka, brah〉に由来するようです。別名はハング・ルーズで、英語で〈Hang loose〉と表記されるものです。
シャ行がチャ行に発音が変化して借用される言語も見られます。
シャカ・サインは本来、アメリカ手話指文字《Y》や日本手話指文字YA《ヤ》の裏向きの形状をしていますが、絵文字では指文字《Y》と同型のコールミー・ハンドと同型になっています。シャカ・サインは“こんにちは”や“さようなら”などハワイ語のアロハと同義になっています。
【Shaka】ほとんどのラテン文字使用言語
【Shaka / 𐑖𐑭𐑒𐑩】イギリス英[ˈʃɑː.kə シャーカ]
【Shaka / 𐐝𐐫𐐿𐐲】アメリカ英[ˈʃɑː.kə シャーカ]
【Sahgaj / Saƅgaз / 沙卡】チワン
【Saka】ハンガリー
【Sa-ca】ベトナム
【Schaka】ドイツ - 現行正書法制定以前の外来語表記。
【Sciacea】アイルランド
【Sjaka】アイスランド、アフリカーンス
【Syaka】マレー - インドネシア語では英語と同じ綴りになることが多く、かつてのマレー語旧ラテン文字正書法では英語と同一表記だったため、英語と同一の綴りになることが多い。
【Ŝako または Ŝakao】エスペラント - シャカサインを示す場合は〈Ŝaka signo〉と形容詞語尾《a》に変化。
【Šaka】チェコ、スロバキア、セルビア・クロアチア、ボスニア、スロベニア、ラトビア、リトアニア
【Şaka】アゼルバイジャン、トルクメン、クルド
【Chaca】ポルトガル
【Chaka】フランス
【Xaca】カタロニア
【Σάκα】ギリシャ
【Шака】ほとんどのキリル文字使用言語
【Շակա】アルメニア
【Շաքա】西アルメニア
【შაკა / ᲨᲐᲙᲐ / Ⴘⴀⴉⴀ】ジョージア
【ᏌᎧ / Saka】チェロキー
【שאקה】ヘブライ、ラディノ - ヘブライ語でシャカ・サインを示す場合は〈סימן השאקה〉と表記。
【שאַקאַ】イディッシュ
【شاكا】アラビア、エジプト・アラビア、ウイグル
【شاکا】ペルシア、ソラニー、パシュトー、ウルドゥー、ジャウィ
【شاڪا】シンド
【ޝާކާ】ディベヒ
【ܫܐܩܐ】アッシリア現代アラム
【शाका】ヒンディー、ネパール、マラーティー
【शाका / 𑌶𑌾𑌕𑌾】サンスクリット
【ছাকা】アッサム
【শাকা】ベンガル
【ਸ਼ਾਕਾ】パンジャブ
【𑐱𑐵𑐎𑐵】ネワール
【ꯁꯥꯀꯥ / শাকা】マニプーリ - ベンガル文字表記ではベンガル語と同一表記となる場合が多いが、ベンガル文字SHA《শ》と対になるマニプーリ文字SHA《ꫩ》は廃字となっているため、英語由来の外来語表記に用いられない。
【શાકા】グジャラート
【𑂬𑂰𑂍𑂰】ビハール/ボージュプリー
【𑒬𑒰𑒏𑒰】マイティリー
【𑠧𑠬𑠊𑠬】ドーグリー
【ଶାକା】オリヤー
【ᱥᱟᱠᱟ】サンタル
【ஷாக்கா , சாக்கா】タミル - 後者は人名の場合に用いられる表記。
【శాకా】テルグ
【ಶಾಕಾ】カンナダ
【ഷാക്കാ】マラヤラム
【ෂාකා】シンハラ
【ရှာကာ】ビルマ
【ၐာကာ / Śākā】パーリ
【ស្ហាកា】クメール
【ชากา】タイ
【ຊາກາ】ラオ
【ꦯ꦳ꦏ】マドゥラ
【ꦱ꦳ꦏ】ジャワ
【ᬰᬓ】バリ
【ᭋᬓ】ササック
【ᮯᮊ】スンダ
【ᨔᨀ】ブギス
【ᜐ᜔ᜌᜃ】タガログ/フィリピノ
【ᜰ᜴ᜬᜣ】ハヌノオ
【沙卡 / Shākǎ】中国
【沙卡 / ㄕㄚㄎㄚˇ】台湾華
【沙卡 / Saa¹kaa¹】広東
【沙卡 / Soa-khah】台湾
【沙卡 / Sòka】上海
【샤카】韓国
【ሻካ】アムハラ
【ⵛⴰⴽⴰ】アマジグ
【ꕣꕪ】ヴァイ
【ᓵᑲ / Saaka】イヌイット
Shakaと同綴の単語
日本語では“おシャカ様”のシャカのヘボン式ローマ字表記は〈Shaka〉, 訓令式ローマ字表記は〈Syaka〉となります。
〈Shaka〉はアルバニア語では“冗談, 冗句”, スワヒリ語では“心配, 苦労; 疑問, 疑い”の意で、アルバニア語文章の場合は意味が変わってしまう恐れがあります。