見出し画像

映画感想文「喜劇 愛妻物語」

映画との出会いって、全く不思議!
日曜の夕方はラジオも再放送ばかりなので、「今日は映画見よっ!」と、早い時間から晩酌を始めました。
いつも、作品を選ぶのに時間がかかるのです。
「今日こそは通しで見るゾ!」と強い意志を持って探し、ぶち当たったのが、「喜劇愛妻物語」です。
前置きが長いのは、最後にオチがあるからです。感想文は真ん中にあり、それを作品とは直接関係のない「驚きでサンドしております。
つまり、サンドイッチ感想文なのです。
なんか、新しくないですか?!(アホか)

何が喜劇なのかわからんのですよ。
ダメダメなシナリオライターと、奥さんの物語。
ダンナサマハオクサマヲアイシテイルノデスカ?
セックスがしたい!しかし記述がないのですけれど。
確かに男はたまってくると、思考が歪むことがあります。
短気になったりもします。
しかし嫁さんのご機嫌を伺うかがい、卑屈になるくらいならば、自分で済ませてしまおうとすることもあります。
このダメダメオトコ、来る日も来る日もセックスセックスなのです。
自分で処理せず、どこまでも嫁さんを求めるのは、愛ゆえなのでしょうか。
僕にはよくわかりませんが。
その男は、仕事ができるようなできないような微妙な感じ。
推しが弱くライバルに先を越されるということもありました。
そんな男に嫁様はイラつきます。
そりゃそうだ。
わしゃ嫁さんの味方やな!

けれど後半話は展開していきます。
共通の友達の仲立ちにより、思いを遂げるダンナ。
スッキリして気がついた、嫁さんがはいているパンツはダンナが売れることを願った買ったものであること。互いにセックスを通して原点に帰った?
あり得るんですか、そういうこと。

僕は最初から最後まで、「なぜこんな旦那と一緒に住んでいるの?」と思っていました。
それは夫婦に対する根源が「元は他人」としているからなのかしら。
泣き喚いても子供の前で旦那の悪口を言いまくっても平気。
そういうところの処理が面倒くさいから「喜劇」なのかなあ。

いちばん最後にわかったのは、このふたりは他人ではないこと。
なぜか知らんけど、強く結びついている。
こんなね、酔っ払いのおねーちゃんの股間をのぞき込んだりする男の何がいいのでしょう。

それともこの奥様は、旦那の花親に徹しているのだろうか。
そういう見方もできないではないけれど、そういう小さないきさつを含めて「喜劇」と括ったんなら、汚いな、製作者!

でも好きな作品です。

適度に手を出す奥さんにめっちゃ共感できる。
もう少し殴っていいぞ。

旦那役は濱田岳。男から見てもキモいやつ。
奥様役は水川あさみ。
ずいぶんと思い切った役作りで少しびっくりしたけれど、旦那の脚本を打ち込むシーンでまともな人に戻った。
わかんねえなー、セックスの力なのか?

セックスレスはやっぱりダメか(急に何を言い出すやら)


さて、オチです。
なんと、友人が、この作品に関係していて、スタッフロールにお店の名前が出ていました。
ぴっくりしたなあ、もう!
Facebookでつながっているので早速連絡したら、料理を提供したらしいです。
最近、やたらと遊びに来い!と言われてたんですけど、小豆島に行く気になってしまいやした。自転車持って、愛持って(笑)

いいなと思ったら応援しよう!