見出し画像

こう持って、がぶりと!(1232字)

浜松に春華堂というお菓子屋さんがあります。
「うなぎパイ」で全国に知られていると思います。
このお店、浜松市内の店舗では、生菓子を普通に扱っているお菓子屋さんです。
隣町なので、何度もお店の前を通りががったことはありますが、(うなぎパイの直売でしょ」といつも素通り。そもそも
お菓子のパイは「源氏パイがあるやないかい」な認識でした。
なぜにうなぎパイなのか。
そこからこの物語は始まるのでした。

年に数回浜松に来ますが、全て仕事です。
プライベートで来たのは、10年以上前に、東海道歩きで通ったのみ。
縁がないのね。
今回も仕事でした。
浜松には「たこまん」というお菓子屋さんがあります。
名前だけ聞けば、駄菓子屋さんみたいですが、違います。
元はまんじゅうやさんが何かだったようですが、今では何軒も支店を持つ立派なお菓子屋さんに成長してます。
浜松を代表する菓子屋さんと言っても差し支えないかと。
せっかく浜松に来たのだから、たこまんでシュークリーム買ってこかい!とみ店の場所を調べたら、春華堂ってのも目につきました。
「うなぎパイかーい」スルーするところだったのに、Google mapには口コミが載っているんですね。
なかなかに好評なのです。
2階には喫茶もあると。
つまりうなぎパイ以外にも作っていたんですよ、奥さん!
オサレな店舗内、てんじょうたかい。普通の洋菓子店です。
真っ先に目についたのが「咲クレール」
サクレールとよむそうです。
基本はエクレアで、その上にいろいろとトッピングされています。
派手なルックス!
うまそう!
左の方には和菓子なんかも並んでいたのですが、その時は気づきませんでした。一目惚れっちゅうやつですか。
女子には一目惚れしないけど、菓子には一目惚れするんですよ
〜。

青森県産ふじりんご 咲クレール

「青森県産ふじりんごの咲クレール」です。
りんごのコンポートがはさまれています。
期間限定が2種類ありましたが、今日はとりあえずこれを買っておこう。
「これ、どうやって食べたらいいですか」
エクレア自体がけっこうな太さなので、切り分けて食べるのかなと思ったんですが、おねえさん、迷わず「こう持ってガブリと食べてください」と!
あら、女性がそんなポーズを!\(//∇//)\

お店は確かにオサレだけれども、気取ったところがない朗らかな店員さんに、お店の姿勢を感じました。
3日後、もう片っ方の限定咲クレールも買いに行きました。
今度は「遠州うなぎいも」です。
エクレアの上に小人が並んでるみたいなデザインがかわいい!
そのコビトサンは、サツマイモでできていて、風味豊かで甘みとのバランスも絶妙。
おいしかったです。

遠州うなぎいも 咲クレール


この日はついでにお徳用うなぎパイも買いました。
個包装を省略した商品かと思います。
源氏パイと一緒にしたらいかんかったのね(^○^)
サクサク感と味わいは値段相応、秀逸でした。おいしー。
すっかり春華堂さんの術中にハマったようです。

この物語はフィクションです(^○^)
つづく。

いいなと思ったら応援しよう!