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外はどしゃ降りの雨だけど、もうすでに晴れやかな涼しい風になってる。

自分自身が、おさない頃からの記憶や環境で形成された「私ってこういう性格、思考の人間」っていうのがある。
これはもう、無意識に蓄積された澱のようなもので根拠なんてない。
それがここにきて、外からの言葉で破壊される。

「さいしょっから、寂しがりやでしょう」

えー!そうなんだ!全然気づかなかったよー!びっくりした!そっかー寂しいんだ!なっとくー

それが証拠に身体が軽くなった。

その外からの言葉で、心がやわやわにほぐされて、
人肌に温かくなるのが分かって、頬がゆるむ。
胸の奥の方から、幸せがキラキラぼんやりとあふれてくる。

気持ちの良い感情を胸にい抱き、結構な雨量の雨音を聞きながら眠ろう。

誰も歩いたことのない荒野を、気持ちいい爽やかな風をうけて歩くのだ。

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