企画からクリエイティブ制作、運営までトータルディレクション|マーケットイベント事例
qutoriが運営するPOPAP主催、50ブランド出店の大型マーケットイベント『hello, popup in BPM - Hodokeru』を2日間開催。
今回は企画・制作・運営をトータルディレクションした事例をご紹介します。
ポップアップ特化メディアPOPAPでは、「FEATURE BRAND制度」を通してクリエイションの未来を共に切り開いていくブランド・クリエイター・アーティストを支援しています。
ブランド運営において欠かせないのが、ファンやお客様とのコミュニケーション。
SNSやウェブショップの普及によって接点は増えましたが、直接顔を合わせたコミュニケーションでしか生まれない体験があるもの。
qutoriではブランドとファン、そしてブランド同士が出会い繋がる祭典として年に一度、FEATURE BRANDの皆様と創る大型マーケットを主催しています。
(前年2022年に開催されたイベントの様子はこちら)
テーマを体現するクリエイティブ
コンセプト設計からコピーライティング、ビジュアルの作成を一気通貫して行います。
◼︎コンセプト設計
FEATURE BRAND運営メンバーを中心に社内でワークショップを実施し、イベント名は『Hodokeru』、テーマは「縛られることなく。自由に、」に決定。
ブランドの皆様にとって「現状に縛られず新たな在り方や魅力を発見できる場」、来場してくださった方には「自分の好きを発見できる場所」の創出を目指しました。
◼︎クリエイティブ制作・空間デザイン
AR・バナーのビジュアルやレセプションのデザインも統一。タブロイド、ハンドアウト、缶バッジ、ステッカー等のプロダクトも制作しました。
会場は出店ブランドのジャンルや要望に合わせてエリア分け。出店者から来場者まで、それぞれの世界観に没入できるような空間を設計しました。
「壁に絵を飾りたい」「服は吊るして展示したい」「アクセサリーを見やすい位置で展開したい」など、ブランドによって魅せ方は異なります。
それぞれに合わせた展示場所や什器を選定することで、プロダクトの魅力が最も伝わるようなディスプレイを準備しました。
ブランド起点の企画
企画やワークショップ、コラボレーションを通してブランドの可能性を広げ、時には新たな挑戦をサポートします。
◼︎マーケットスペース
アーティストのおらひらお、Kaname.Tさん、 ライフブランドのcnot flower、Bonchi、7NANAtural、iLLOさん、フードブランドの喫茶ネッシー、イッタンタコス、家と店、ad libitumさん含む、総勢50ブランドが一同に集結しました。
事前にオフラインの説明会を設けることで不安な点を解消し、他の出店者とも繋がる機会に。※遠方の方はオンラインで個別対応
当日に向けてSNSを使った告知、プレスリリースの作成などPRに特化したコミュニケーションも随時実施します。
◼︎インタビュー・トークショー
会場を巡るブランドインタビューツアー、ジェンダーニュートラルコスメブランド「iLLO」矢野也那さんのトークショー、そして自分の「偏愛」について紹介し合うトークイベントも実施。それぞれに込められた想いを紐解きました。
◼︎会場中で楽しめるアクティビティ
気になるクリエイターと交流するきっかけとなる「スタンプラリー」、新たなブランドとの出会いを楽しめる「ガチャガチャ」、ブランドへの想いを手紙にしたためる「秘密のラブレター」など、来場者とブランドの架け橋となれるような企画をデザインしました。
エコバッグ交換会やフリーマーケットなど、新しく作られたものを購入するのでなく「誰かの大切な一枚を引き継ぐ」「交換する」といった楽しみ方も用意。
◼︎ワークショップ・オーダー企画
ヨガ体験プログラム(iha)、マクラメのキーホルダー作り(Ohana)、オリジナルのコースター作り(_hirosato_)など身体や手先に集中することで心をほぐせるようなワークショップに加えて、個性溢れる3名のアーティスト(ユウキ、永井せれな、kotone)に似顔絵・ペインティングをオーダー企画も!
◼︎ブランド同士のコラボレーション企画
アップサイクル陶器ブランド「RI-CO」と食ブランド「Share Re Green」それぞれの魅力を生かしたコラボレーション企画、鉢植え体験も実現しました。
運営までトータルディレクション
プロジェクト計画から搬入・搬出までの香盤表作成も実施。
現場の担当者と調整しながら、事前説明会・当日の運営も遂行しました。
◼︎運営メンバー
◼︎イベントディレクターインタビュー
「Hodokeru」ディレクターを務めた高橋に、イベントに込められたこだわりや感想を伺いました!
Q. 改めて、イベントディレクション、お疲れ様でした。目標にしていた前年の来場者200人を超え、当日は大盛況でしたね!高橋さんから見た、会場の様子や皆様の反応はどうでしたか?
POPAPやSNSを見てきてくださった方や、去年のイベントをきっかけに来てくださった方もいて、2日間で合計300人を超えるお客様に来場していただくことができました。会場では、来場者とブランドのコミュニケーションを楽しむ様子や、ブランド同士が交流するシーンも見られました。近い未来での再会やコラボレーションに繋がりそうな場面も…!両者にとって「参加して終わり」のイベントではなく、これからに繋がるようなきっかけになっていたら嬉しいです。
Q. 今回参加いただいたブランドは50に上り、ジャンルも様々。それぞれの声を汲み取り、調整するには大変な部分もあったと思います。普段からブランドとコミュニケーションを取る上で心掛けていることはありますか?
最も大切にしているのはヒアリングです。オンラインでオンボーディングをしたり、時には出店イベントや展示に足を伸ばすことで、ブランドに込められている想いやクリエイターが描いている将来のビジョンを紐解きます。Hodokeruでも対話を通して伺った「このように展示したい」「ワークショップに挑戦してみたい」といった声をもとに、空間や体験の設計を行いました。
これからもFEATURE BRANDを通して皆様のやりたい・挑戦したい気持ちに伴走できるパートナーで在りたいと思います。
現在151ブランドが参加しているFEATURE BRAND。イベントディレクションのほか、ブランドのキュレーション、マッチングやコラボレーションのご相談も受け付けております。
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