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僕のやさしさもだんだん齢をとる
本日のお話をさせていただきます。
合掌、なんまんだぶ、礼拝。
🙏🙏🙏
今回の「なもフレーズ」はこちらです。
愛する人よ もうすぐ気付くだろう
僕のやさしさもだんだん齢をとる
人の世は、ご縁によって成り立っています。
何一つ実体のあるもの、揺るぎないものはない。
今、あなたが大好きだということも。
残念ながら永遠なるものではない。
お釈迦さまは「諸行無常」とお示しになられました。
全ては移り変わるのだ、ということです。
だから「永遠の愛」を、仏教では誓うことはできませんね。
なぜなら「僕のやさしさもどんどん齢をとる」からです。
しかし私はこの「なもフレーズ」に、絶望のみを感じることはしないのです。
「僕のやさしさ」は常に移り変わる、脆いものである。
だからこそ相手を大切にしなければならない、日々点検が必要である、という受け取り方。
毎日の生活の中で揺れ動く心、とてもじゃないが静まり返った水面のように穏やかなる時は一瞬もない。
今、あなたが大好きだということも。
この思い、やさしさも無常であるがゆえに大切にしていかなければならない。
絶望のポジショニングから、見えてくる希望があると思うのです。
それは、お釈迦さまと親鸞聖人の共通項ではなかろうかと。
まさに「諦める」です。
人生における真理を見極めた地点から、いかに生きるべきかを問う。
こんな偉そうなことを語りながら自分自身の日々を振り返ると、恥ずかしくなりますね。
相手を思いやることができているのか、お前は。
仏の心に気づかされ続ける毎日です。
本日もお参りいだたき、有難うございました。
合掌、なんまんだぶ、礼拝。
🙏🙏🙏
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