見出し画像

無常の世界でやりたいことは何だ

明けましておめでとうございます。
本日のお話をさせていただきます。
合掌、なんまんだぶ、礼拝。
🙏🙏🙏
今回の「なもフレーズ」はこちらです。

お早う始めよう 一秒前は死んだ
無常の世界でやりたいことは何だ

「Crazy Crazy」星野源

2024年末の紅白を先ほど録画で見ました。
どうしても星野源だけは見たくて。
番組が始まる前から、色々と話題になっていましたね。
詳細は各自ネットでチェックで。
変更した曲「ばらばら」はまた今度取りあげさせていただくとして。

この曲はかのクレイジーキャッツをリスペクトするが故に生まれたものだそうです。
私は世代的にはもうピンと来ない、申し訳ない!
クレイジーキャッツのメンバー、植木等さんにまつわるエピソードを一つ。
実父の植木徹城さんは浄土真宗の寺院のご住職だったそう。
息子の等さんは、当時出世作となる「スーダラ節」を歌うのを嫌がっていたそうだ。
ある日父親にそのことを相談したところ、等に諭したという。

「分かっちゃいるけど、やめられない」これは人間の弱さを言い当てている、親鸞の生き方に通じる。

以降、等さんは胸を張って「スーダラ節」を歌っていったそう。
記憶に残る話です。


話は星野源に。
今回取り上げさせていただいた「なもフレーズ」で目を引くのは
「一秒前は死んだ」
でしょうか。
まさに仏さまの教えのど真ん中を突いてきます。
揺るぎない私など存在しないのだ、だからこそ一瞬一瞬の私がご縁によって、たまたま生かされているのだ。
だからこそ、一秒前の私はもういない、まさに「死んだ」のです。
そしていただいたいのちを「生きる」のです。
そんな「無常の世界でやりたいことは何だ」
永遠に続くことなどない、このいのち。
無常であるが故に、あなたはどう生きるのか??
仏さまの教えは常に私に問いかけているのでしょう。
今を生きる私に対しての大きな問いであり、エールでもあると思うのです。

星野源はまさに「今」を生きるシンガーだと思いました。
全てが移り変わる世界であるが故に、今何をすべきか、何を歌うべきか。
正解かどうかは分からない。むしろ迷いの途中でしかないでしょう。
その中でも歌われた「ばらばら」
覚悟を感じます。
「無常の世界でやりたいことは何だ」
彼なりの一つの回答に感じます。


本日もお参りいただき、有難うございます。
合掌、なんまんだぶ、礼拝。
🙏🙏🙏
noteものらりくらりで2年目に突入です。
引き続きのらりくらりかと思いますが、よろしくお付き合いくださいませ⭐︎

いいなと思ったら応援しよう!

くるくる坊主
よろしければご支援をお願いします!頂いたチップは有難く書籍等に使わせていただきます!

この記事が参加している募集