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クラゲナスの由来
正確にいつ頃だったかは、Facebookの古い投稿を掘り出さないとわからないけど、ソロでアーティストとして活動を始めたいと意識してから初めてクラゲナスを名乗ったのは2014年頃だったと思う。
その頃は、中沢新一さんと坂本龍一さんの共著、縄文聖地巡礼を読んだ後の予熱で根源的なものへの興味が増していて、古事記を読んでいて、その中に、くらげなすただよえる〜、という一節を見つけたことが始まりだ。
くらげ?なす?
一富士二鷹三茄子とはよく言うし、縁起の良さそうな気がした。
現代語訳を参照するに、それは、太古に天地が定まる前のフワフワした状態を指す言葉だという。
これだ、と思った。
今はそこから少し方向性が広がってスタイルも変わったが、当時はもっとアート思考で、アレハンドロフラノフのようなディープで生感のあるアンビエントチルミュージックをソロでやりたいと思ってたので、そのコンセプトにもピッタリの名前だと思った。
クラゲナスの由来はそれだ。
でも、振り返れば、ディープなものや根源的なものへの興味は子供の時からあった。
寺社仏閣は子供の時から好きだったし、怪談や妖怪、日本昔ばなしとかが大好物だった。
先日リリースした、クラゲナス1stアルバム『ピカノスタルジー』一曲目の"ゆらぎ"は、クラゲナスの由来となった、世界が生まれる前のゆらいでる様を表現したもので、アフリカの民族楽器カリンバと赤ちゃんのオモチャガラガラの音にエフェクトをかけて作った。
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#クラゲナス #ピカノスタルジー #縄文 #古事記