いま、小説を書いている”中の人”の話し。
さて、私は今、wab小説を書いている。それまでは「本の虫」だった。
小学校から高校まで、専門書や小説を読みまくっていた。当時は好きなものを読んでいた。その当時を振り返ると「モモ」が好きでした。(歳をとり、姪っ子に「モモ」を贈った時、「彼女には早すぎる」と言った母の言葉が忘れない。未だに謎。)
大学に入ると、「読む」を強要された。「毛沢東の私生活」「神の火(フォーサイス)」「東京裁判(児島襄)」「危機管理のノウハウ(佐々淳行)」
ゼミの先生によると、これくらいを読めば、国際情勢についての見識が広まるとの事だった。当然、読後のレポートは必須であった。見識は別にして、紹介してくれた先生にはマジ感謝。
で、そこから読書趣味が、また始まるのです。ビブリオフィリアも含めて。未だに児島襄先生の「天皇」の2巻を探しています。当然、通販ではなく、古本屋で、です。
この辺はさておき、今はアウトプットである「物書き」になっています。
私のweb小説は、今まで読んだ本と人生経験から練り上げられたものです。恐らく、文筆家というものは、皆、同じだと思っています。
だから、私のweb小説は、これまで読んだ本と人生経験の生成物だと考えることが出来るのです。こう考えると、文筆家という者は、自分の読んだ本と経験を、他者にさらけ出している事と等しいと思うのです。当然、それらを消化して、新たな表現者として昇華する方の方が多いと思うのですが、私は、その域に達していない。むしろ、達するべきではないと思うのです。
私は、髙村薫先生の「神の火」にある、主人公が中華料理屋で、マイボトルのウォッカとレバニラを食べるシーンが好きです。そして、かの先生の短編集にある「地の這う虫」で、主人公が、地を這う虫に自己投影するシーンが好きです。
そして、私はwebで小説を書いています。
これは、自己紹介なのでしょうか。でも、私が書いている小説が、どんな人間が書いているのか。それを知ってもらう事は重要だと思っています。多くの書籍を世に出している先生方とは違う人間。一年前に落書き程度の始めた小説を書く人。
私のweb小説を読むときの、一つのスパイスになればいいかと思い、呟いてしまいました。
「星の守り人」は、まだ続きます。短編も、都度、上げていきます。
読んでいて、代表で書いた好きな書籍たちのテイストが読み取れたなら、「ああ、そういえば、こいつは、この本を読んだから・・・。」なんて、思ってください。
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