見出し画像

シータは言う『土から離れては生きられないのよ』天空の城ラピュタの言葉の真意をさぐる旅

「土から離れては生きられないのよ」

ムスカ「終点が玉座の間とは、上出来じゃないか。ここへ来い」
シータ「ここが玉座ですって? ここはお墓よ。あなたと私の。国が滅びたのに、王だけ生きてるなんてこっけいだわ。あなたに石は渡さない!あなたはここから出ることもできずに、私と死ぬの。今は、ラピュタがなぜ滅びたのかあたしよく分かる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。”土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう”。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ」
1986年上映「天空の城のラピュタ」より
引用元:https://www.eiga-square.jp/title/tenku_no_shiro_laputa/quotes/20

つっちーがジブリファンなのか聞き忘れましたが
宮崎駿さんの作品には、環境問題に警鈴を鳴らしてるものがほとんど。
見れば見るほど、うなり続ける私。

つっちーに「土」についての話を聞くほど
サザンオールスターズの桑田さんと
とミスターチルドレンの桜井さんが歌ってた
「奇跡の地球(ほし)」が頭から離れなくなりました。
これもまた名曲。



画像1

「森は海の恋人」私もこんな恋愛がしたいと、愛おしくてたまらなくなった、土の重要性3つ

その1:一心同体「森は海の恋人」
お口の恋人は、ロッテ
北海道土産は、白い恋人
大阪にあるのは、面白い恋人

つっちーのギャグをスルーすることにも慣れ始めていたころです。
こちらはNPO法人のお名前でした。
とても素晴らしい活動をされています。
「森は海の恋人」http://www.mori-umi.org/

「山が荒れると、海も荒れる」
雨が降ると雨水は土にしみこみ、地下水や川となって海にたどり着きます。そしてまた、雨となり土にかえります。
そうして、海にはたくさんの土の養分が流れ込み、海藻や牡蠣、魚を育みます。

まるで、出会うべくして出会ったわたしたちのよう。
あなたは偶然だなんて言うけど、私は運命だと信じているわ。
だって私たちは切っても切れない赤い糸(いや、河川)で結ばれているもの。
まさに一心同体。
雨はまるで、あなたを想う涙。
わかんないけど、急に泣けてくる夜ってあるのよ。
涙のかたちをした想いは、日々の暮らしのなかで、「愛」(こちらは、養分)に変わって、あなたのところへ。
あなたに逢えたらね、泣いてたことなんて吹っ飛んで、今度は喜びの涙(ここは雨ですね)に変わってしまうんだから。

つっちーのことをみじんにも放ったらかしにして
私の妄想は肥大化。
いや、ここでは肥沃化とでもいいましょうか。

その2:土のあるところに農作物はできる、見返りのない想いが愛を深める
勘違いしそうなところは、「土」は有限だということです。
ちなみに愛は無限ですね。

土の養分には限界があり、農作物を育てると、栄養素は農作物に吸い取られて土からはなくなっていきます。

あなたのお財布にも限界があって、何回もわたしとおいしいレストランに行くと、財布の中はわたしに吸い取られていきます。
そんな財布を見て、思うことは2つ。

「めちゃくちゃお金かかるな、あれ?ほんまに好きなんかな?」と考えはじめると、関係は砂漠化。
器以上のものを求められると、バランスを崩して、修復できなくなってしまいますね。

一方で「もっと稼ごう、笑顔を隣で誰よりも長く見よう」と感じると、持続可能な関係に。
「愛」となり、お互いに与え続けると、持続可能なサイクルを生み出します。

過剰な農作物の栽培は、土を痩せさせ、砂漠化を招きます。
土は農作物を食べた動物の排泄物や、死骸、落ち葉などがまた「土」に戻り、土は肥沃となり得ます。
栄養素も循環しているんですね。
これこそサスティナビリティ。自然の循環システム。
すばらしいですね。

土の豊かさは、国の豊かさ
幸せの持続は、愛の深さ


画像2

その3:希望は悲しみの中から生まれる
肥沃化していくわたしの妄想を
とめてくれたのはこの話でした。

コアラが大好きなユーカリの木
ユーカリの種は火にあたらないと発芽しないとのこと

山火事も自然の中においては大切な循環だということです。
ニュースでは、山火事によって自然が破壊されたと報道されることもありますが、実は自然循環の一部。
それでも動物たちが山火事で命を落とすことは、とても悲しい気持ちになります。
ひとつ言えることは、希望は悲しみの中から生まれるということです。
自然の中においては、無駄なことなんてひとつもないんですね。

喧嘩した後のほうが、より好きなってるってことと同じですね。

土は生命の根源

土を守ることは生命の全てを守ること

自然と共生してきた日本人
河川は氾濫することをふまえて家を建てていたため
昔の家の近くは地盤沈下や、洪水の被害がないといわれてます。

日本で「土」が1センチできるのにかかる年数は100年と言われています。
アフリカでは1000年と言われています。

恋愛も同じように
相手をどうにかしようと束縛したり
依存すると関係は終焉を迎えますが

相手のことをよく知り、上手に付き合っていくことが大事です。
ともに自立し、長所・短所を知り、
大人同士、相手の長所を活かして付き合っていく。
これ、理想ですね。

ちなみに、わたしにとって「束縛」は
わたしの良さが全く引き立ちません。
この培われた笑いのセンスも全く発揮できなくなり
面白くなくなります。
滑ることすらできなくなります。
非常に社会にとっても不都合で、あなたにとっても不利益です。


土の汚染は地球の汚染
除草剤や殺虫剤は、土の中に長い年月の間、残留農薬として残り、
身近な水路や、川、海へと流れていきます。
そして、地球全体を汚染していきます。

また農作物の大量生産、プラスチックゴミなどが砂漠化を招き、
土が死んでしまいます。
砂漠化を再生する技術はまだ開発されていません。

安全基準を満たしている農薬も土の中で蓄積され、
弱肉強食というように食物連鎖の中で残留農薬は濃縮されていきます。

まるで「女は上書き保存」とよく似ていますね。
母なる大地、とよく言ったものです。


「土から離れては生きられないのよ」

ここまで知ると、シータの言葉がよりしみてきます。

最後に、パズーのきゅんきゅんする名言を紹介しておきます

「ひょっとすると天使じゃないかって心配してたんだ」
1986年上映「天空の城のラピュタ」より
引用元:https://www.eiga-square.jp/title/tenku_no_shiro_laputa/quotes/1

画像3


    


いいなと思ったら応援しよう!