4/30 夢日記

親子連れに囲まれて、自分の居場所がわからなくなって、金色の町をひとり走っていた。痛いくらい青い空が眩しくて、逃げ込んだ時計塔。

錆びついた風見鶏が酷く歪んだ音を奏でる。

ここはどこだろうか。

不意に気分が悪くなって母親を探す。

だけど、どこにも母親はいなくて、塔を出て、幼い僕がふと見上げたその空は血のように紅く、紅く染まっていて、この手で触れられるくらい近くにあった。

ドロドロとしたものが僕にまとわりつく。