浮かぶ_
#0215 ′20
_太陽が僕だけを照らしているようで
不思議な気分だ。僕の音色は深い海の底へと
沈み込み、それらを探し出す術もなく
大気と海の境目にいる。
足の隙間で太刀魚が静かに跳ねる。まるでくっきりと色づく蝶たちの蕾のように。脳みそはすっかり透明になっていき、
何も感じない。
僕はもう、海そのものだ。
#0215 ′20
_太陽が僕だけを照らしているようで
不思議な気分だ。僕の音色は深い海の底へと
沈み込み、それらを探し出す術もなく
大気と海の境目にいる。
足の隙間で太刀魚が静かに跳ねる。まるでくっきりと色づく蝶たちの蕾のように。脳みそはすっかり透明になっていき、
何も感じない。
僕はもう、海そのものだ。