インスタでUGCを生み出すコンテンツの作り方
こんにちは、 #ラテ系オタク のトレンド情報やオタ活が楽しくなるヒントをお届けする"オタ活応援メディア"のQUNです。
前回は、QUNが2万人以上に支持されるインスタメディアに成長するまでにやったことをご紹介しました。
その中で「QUNは運営開始から半年くらいまでは、フォロワー数をKPIに設定していました。」というお話をしました。
ではそれ以降のKPIは?何を指標にコンテンツ作りをしているの?というのが今回のテーマです。
どうしてKPIを変更したのか?
SNSを運用する上で最もKPIにされているのが、フォロワー数だと思います。誰も見てくれなければ、SNSをやる意味がないですからね。
QUNも立ち上げ当初はフォロワー数をKPIにしていて、ざっくり「1年で1万人くらい集まれば良いな」と考えていました。
仕事で誰かにやれと言われた訳ではなく自主的に始めた個人メディアなので、ガチガチに目標を固めすぎると自分で自分の首を絞めることになるな…と、緩めに設定していました。
それが予想以上にニーズがあったようで、あれよあれよという間に4ヶ月半ほどで1万フォロワーを達成。その後もどんどん増えて行きました。
リソースが少ない状態でフォロワー数だけ増やすのはリスクが大きいと判断し、フォロワー数とは別のKPIを設定することにしました。
ちょうどその頃に出会ったのが、飯髙悠太さんの「僕らはSNSでモノを買う」という本です。
本の詳細はご本人が書かれた👆のnoteをご覧いただければと思いますが、この中で言われていたのが「KPIをUGC(User Generated Contents)にする」というSNSの運用方法です。
UGCはユーザーが生み出したコンテンツのことで、Instagramで言うと一般の方が投稿された写真などを指します。分かりやすく言うと「口コミ」ですね。
そしてUGCをKPIにするというのは、企業でいうと自社製品の口コミ(Instagramなら写真、Twitterならツイート)の件数を指標にしようという考え方です。
QUNはメディアなので製品はないですが、#qun_mag という独自のハッシュタグからリポストさせてもらうことでコンテンツを作っているので、このハッシュタグがUGCと言えそうです。
ハッシュタグをつけてくれた投稿は「写真=何かしら行動した結果をQUNにリポストされることで、たくさんの人に自分の投稿を見て欲しい」という気持ちの現れです。
QUNにリポストされるのが一種のステータスとなっているので、逆にQUNが発信した内容は「こういうものがリポストされる」と認識され、真似してハッシュタグをつけた投稿をする人が増えます。
つまり独自ハッシュタグの件数が増えるということは、それだけ「QUNには人を動かす力がある」という証拠になります。
人を動かす力があれば、QUNの最終目標である「一生、楽しくオタクを続けるための仕組みを作る」ことも可能かも知れません。
ということで、フォロワーが1万人を超えたあたり(2019年秋頃)からはUGCの件数をKPIに設定しています。
ちなみに、このnoteを公開した時点でのQUNの独自ハッシュタグ件数は、33,000件ほどです。まだまだがんばらないと💪
UGCを可視化する"独自ハッシュタグ"
という訳でUGC=ハッシュタグの投稿件数を増やそうとなったのですが、ここでひとつ問題があります。
それは #qun_mag というハッシュタグでは、フォロワーがどんな行動をしたのかが数値で見えにくいということです。
例えば「QUNのフォロワーでタピオカを飲んだ子は何人くらいいるのか?」を調べようと思ったら、ハッシュタグ付きの投稿を目視で数えていくしかありません。
投稿が100件くらいならそれでも良いですが、件数が増えてくると目視確認はあまりにも非効率すぎます😇
そこで考えたのが、「行動別に独自のハッシュタグを作る」という方法です。
最初に作ったのが #qun_cafe というハッシュタグです。これはカフェに行った時の写真につけてもらうために作りました。
他にも #qun_tokyo のような地域別や、オタク特有の文化であるメンバーカラーに着目した #qun_green といった色別、あとは動物モチーフのうちわにつける #ぬいぐるみうちわ というハッシュタグもあります。
ユーザーの行動を可視化するのがUGCをKPIにすることの本質だと思うので、ハッシュタグを見ればすぐにどんな行動をされたのか分かるように設計するのが大切です。
📝メモ(noteを書いてて気づいたこと)
#qun_magでメディアをブランディング →派生ハッシュタグでユーザーの行動を可視化するのが良いのかも?🤔
ハッシュタグを使ってもらうためのコンテンツ作り
ここで課題となるのが、どうやって多くの人にハッシュタグを使ってもらうか?です。ハッシュタグを作るのは簡単ですが、使ってくれる人がいなければ意味がありません。
なのでターゲット層の潜在的なニーズや言葉の選び方など、細かいところまで考えながらハッシュタグを設計し、広げるためのコンテンツ作りをします。
🌷独自ハッシュタグを広めるコンテンツの作り方🌷
①独自のハッシュタグ #qun_mag をつけてくれた投稿をくまなくチェックする
②気になった投稿は「キープ」フォルダに保存
③「キープ」フォルダを見返して、共通点からニーズを予想する
④ハッシュタグに落とし込む
⑤まずはストーリーズで発信してフォロワーの反応を見る
⑥反響の大きさに応じたリソースを投下してコンテンツを制作→フィード投稿
※②はこれまで積み重ねて来たデータ分析の結果と、自身の20年以上に及ぶオタク経験・知識を元にした「勘」で選んでいます。
KPIをUGCの件数に変更してからは、なるべくこの工程でコンテンツ制作をするように心がけました。
とはいえリソースが少ない個人メディアなので、徹底的にやったのは数本だけです。すべての投稿でやっていたら、ハッシュタグが多すぎてフォロワーの子たちが覚えきれない=使われないですしね😂
必須でやっているのは①〜③の工程までで、あとは臨機応変に…という感じです。
具体例👘 #推しと成人式
独自ハッシュタグを広めるために制作したコンテンツの実例をご紹介します。
2019年度に成人式を迎えるオタク女性に向けて、振袖で推し(のグッズ)と写真を撮る方法を紹介した企画です。
※投稿内で掲載しているDMは、④と⑤の工程の間にいただいたものです。
各数値はご覧の通りで、独自に作ったハッシュタグ #推しと成人式 の投稿件数はこのnoteを公開した時点で682件です。
特集してすぐの段階ではハッシュタグの件数は2桁でしたが、実際に成人式が行われた2020年1月の2週目以降にグッと件数が増えました。
👘ハッシュタグの件数がUPした理由👘
①真似しやすいTIPSを提案→保存してた子が当日実践
②成人の日にストーリーズで投稿をリマインドした
ハッシュタグを広めるためのコンテンツ制作は、事前の仕込みと適切なタイミングにストーリーズでリマインドするのが重要だとこの投稿で学びました📝
独自ハッシュタグを広めて何をするのか?
QUNがKPIをフォロワー数からUGCの件数に変更し、実際にUGCを増やすためにやって来たことをここまでご紹介しました。
ですが、UGC=ハッシュタグの件数を増やしただけではQUNの目標である「一生、楽しくオタクを続けるための仕組み作り」は出来ません。
重要なのは「独自ハッシュタグを広めて何をするのか?」です。ということで、お知らせです📺
#推しと成人式 のハッシュタグを見て「わたしもやりたい!」と思っている10代のオタク女性に向けて、一緒にコンテンツ制作をして下さる企業様を大募集します✨
記事広告として制作したコンテンツをQUNのアカウントに投稿したり、お待ちの媒体に掲載するコンテンツ制作にQUNがご協力したり。ご予算や目的に応じて、適切なプランをご提案します!
「人生に一度きりの特別な思い出を、推しと一緒に楽しく残したい」という、オタク女性の願いを叶えるお手伝いをしませんか?
特に以下のような事業は、本企画と相性が良いと思います💘
💐振袖の販売・レンタル店
💐前撮りをしている撮影スタジオ
💐着付やヘアメイクをしている美容院
💐成人式を特集したい女性向けメディア…etc
またQUNのフォロワーさんはジャニーズだけでなく、K-POP・ダンスボーカルグループ・地下アイドル・俳優・アニメ・ゲーム・YouTuber・スポーツ選手など、さまざまなジャンルのオタク女性がいらっしゃいます。
フォロワーさんにヒアリングすることで、各ジャンルの文化・作法に合わせた内容のご提案も可能です。
興味をお持ちいただけましたら、ぜひInstagramのDMにてご連絡下さい📨その際、ご予算を記載いただけると大変ありがたいです。(報酬なしの案件は、現在お断りしております)
よろしくお願いいたします!
𝗤𝗨𝗡 | 𝗺𝗮𝗴𝗮𝘇𝗶𝗻𝗲(きゅん)
2019年4月に開設された「ラテ系オタク」のトレンド情報や、オタ活が楽しくなるヒントをお届けする"オタ活応援メディア"。企業とのコラボ商品開発や、イラストレーターを起用したコンテンツ制作等も手がける。データ分析を基にした「オタ活消費コンテンツ作り」が得意です。お仕事のご依頼はInstagramのDMからご連絡下さい。https://www.instagram.com/qun.mag/