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予算0円で始めるインスタメディア運営マニュアル📚

こんにちは、 #ラテ系オタク のトレンド情報やオタ活が楽しくなるヒントをお届けする"オタ活応援メディア"のQUNです。

今回はQUNが2万人以上に支持されるインスタメディアに成長するまでにやったことを、データも交えて大公開します!

「インスタを上手く活用したいけど、少ないリソースで運用しないと😢」という方は、ぜひご覧下さい🎉

💡このnoteの目的
低予算・少人数でInstagramを運用するための知見をシェアする
👥ターゲット
これからInstagram内でメディア運用をはじめたい人
💥注意事項
QUNのように「ユーザーの投稿をリポストさせてもらう形式のInstagramメディア」を想定しています。

それでは早速どうぞ〜!

サクッと知りたい人はここだけ押さえよう💡

どんなことをやれば良いのかとりあえず知りたい、というせっかちな人はこの項目だけ読んで実践してみて下さい。

📐必要なのもの
☑︎Instagramのビジネスアカウント
☑︎PhotoAround/スマホの無料アプリ
☑︎Phonto/スマホの無料アプリ
☑︎ibisPaintX/スマホの無料アプリ
☑︎Googleスプレッドシート

Instagramのアカウントは必ず"ビジネスアカウント"に切り替えて下さい。フォロワーの潜在的な欲求=インサイト(保存やリーチ等の数値)を見るために、絶対外せないポイントです。

3つのスマホアプリは、コンテンツ制作に使用します。それぞれの主な用途は下記の通りです。

📥PhotoAround
Instagramに投稿された画像をダウンロードする
🎨Phonto
画像にフレームを付けたり文字を入れたりする
🎨ibisPaintX
長めのテキストを流し込む

QUNはわたしの個人プロジェクトとして始めたメディアなので、極力お金をかけないようにスマホの無料アプリを駆使して運営しています。

※投稿データの入力とレポート作成時しか、PCは使っていません🙅‍♀️

Googleスプレッドシートをどんな風に使っているのかは、後述する「ひとり反省会」の項目をご覧下さい👀

次に、QUNの「やったことリスト」を紹介します。

📌QUNがやったこと
①コンセプト(誰に・何を届けるか)を決める
②参考になるインスタメディアを研究しまくる
③とにかく投稿してデータを集める
④データを元に「ひとり反省会」をする
⑤仮説を反映したコンテンツを投稿する
→④⑤をひたすら繰り返して地道に仮説検証する

基本的にはこれだけです!

しっかりとコンセプトを固めて、その軸をぶらさず投稿を続け、ターゲットが「何に心を動かされ・どう行動するのか」を細かく観察して法則を導き出す。

これをしっかりやれば、たくさん予算をかけたりプレゼントキャンペーン等の施策を乱発しなくても"熱量を伴ったフォロワー"はちゃんと獲得出来ます。

※単にフォロワー数を増やすのではなく、メディアのコンセプトや価値観に共感してくれる支援者を得ることが重要です。

概要説明が終わったところで、もう少し具体的な行動に落とし込んだ解説をしていきます☝️

①コンセプト(誰に・何を届けるか)を決める

わたしの場合は仕事でメディア運営やSNSマーケティングをやっていた訳ではないですし、インスタメディアを運営すること自体が目的ではありません。

「一生、楽しくオタクを続けるための仕組みを作る」という目的が先にあって、「じゃあ具体的にどうするの?」と考えた結果、最終的に「Instagramでメディアをやろう!」となりました。

※インスタメディアをやろうと決めるまでの経緯は、また機会があれば別の記事でお話しますね🌷

「流行ってるから」「若者や女性にウケそうだから」といった漠然としたコンセプトではなく、まず「自分・自社は誰に何を届けたいのか」をはっきりさせましょう!

どんなツールにも向き・不向きは必ずあるので、目的とツール(この記事の場合はInstagram)の相性がマッチしていないとせっかく時間と手間をかけて運用してもムダになります。

あとわたしがコンセプトを決めた時は、以下の2つに注意しました。

📌フォロワーを増やして何をしたいのか?
例えば企業の場合、Instagramを運用する目的の多くは「利益を増やすため」だと思います。10万人のフォロワーを獲得しても自社製品を買ってくれたのが、そのうち100人しかいない…となったら、コストをかけてまで運営する意味ないですよね?普通に赤字で終わります。

個人でやる時も同じです。QUNの場合は「一生、楽しくオタクを続けるための仕組みを作る」のが最終目的ですが、それはフォロワーを増やしただけでは達成出来ません。わたしが思う「楽しい」は、大勢のフォロワーにチヤホヤされて承認欲求を満たすことではないですから。

ある程度のフォロワーを増やすのは必要な工程ですが、本当に大事なのはそこから何をするかだと思います。

📌「自分にしか出来ないこと」をプラスする
Instagramを日々眺めていると、似たようなアカウントが雨後の筍のごとく次々と出て来ます。他と同じことばかりやっても、「このアカウントを応援したい」とは思ってもらえません。だから自分なりの工夫が必要です。

QUNの場合は、「消えそうな色コーデが好きな女性×トレンド情報の発信」に自分の特性である「オタク」をプラスしました。

でもそれだけだと他の人にも真似出来てしまうので、ただ画像をリポストするだけではなく「自分の価値観・考え方」を発信しています。

分かりやすい例を上げると…

この投稿はEXILEや3代目JSBの所属事務所・LDHのファンなどがライブの応援グッズで使用している「ネームタオル 」を特集したものです。

この中で「ジャニヲタがネームタオルを使ったらLDHファンにどう思われるか?」というフォロワーの悩みを取り上げていますが、他のフォロワーの意見だけでなくわたしの意見も最後に追加しました。

自分がどういう価値観をもっているか発信することで、他の人には真似出来ないアカウント・メディアを作っています。

②参考になるインスタメディアを研究しまくる

前述の通り、わたしはメディア運営やSNSマーケティングの実務経験がないので、何をどうやったら良いのか全く分からない状態でした。

そこでまずは、参考になりそうなアカウントを徹底的に調べてヒントを得ることにしました。

QUNのコンセプトは…

👥誰に?
ラテ系オタク=消えそうな色コーデが好きなオタク女性
🎁何を届けるのか?
トレンド情報や、オタ活が楽しくなるヒントを届ける

なので、このコンセプトに限りなく近いインスタメディアとして「RiLi・PATRA・Sucle」などを研究することにしました。

インスタの投稿内容や運営会社のプレスリリース・中の人の個人SNSはもちろん、自分以外で前述のアカウントを研究している人がいればその人のSNSやnote等で発信している内容もくまなくチェックしました。

また最近はSNSマーケティング界隈がすごく盛り上がっているので、ネットで検索すればInstagramの運用ノウハウをシェアしてくれている記事がすぐに見つかります。それも併せて読み込みました。

※長くなるので、実際にわたしがチェックした記事はまたの機会に紹介しますね🗞

③とにかく投稿してデータを集める

インスタメディアの運営やSNSマーケティングに関する基礎知識を得たところで、実際にアカウントを動かしてみました。

QUNをはじめた当初は「ラテ系オタク」という言葉はありませんでしたが、該当するユーザーが #お洒落なジャニヲタさんと繋がりたい というハッシュタグに集まっていることは知っていました。

なのでこのハッシュタグがついた投稿を片っ端からチェックして、ターゲット層の間で何が流行っているのか仮説を立てます。

仮説を元にリポストする投稿をリストアップ→DMで使用許可を取りに行ってOKが出たらリポストする。これを地道にコツコツとやり続けました。

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運営初期は画像にフレームを付けたり文字を入れたりもせず、とにかくたくさん投稿して画像そのもののデータを集めることに工数を割きました。

④データを元に「ひとり反省会」をする

投稿数が貯まってきたところで、インサイト(保存やリーチ等の数値)を分析して自分が立てた仮説が正しかったのか検証します。

👆のPDFファイルはQUNの実際の投稿データをまとめたレポートで、Googleスプレッドシートを使って作成しています。

どの数値を見ているのか・どんな投稿がどれくらいの数値を出しているのか等、ぜひ参考にしてみて下さい!

このレポートを週ごと・月ごとに作成して、休日にひとりで反省会をします。

QUNは運営開始から半年くらいまでは、フォロワー数をKPIに設定していました。なのでフォロワーの増加に貢献するのはどの数値なのか?を、投稿内容と照らし合わせながら徹底的に考えました。

⑤仮説を反映したコンテンツを投稿する

ひとり反省会で導き出した仮説を元に翌週投稿するテーマを決め、該当する画像を探してDMで許可取り→リポストします。

QUNは現在に至るまで、運営に関わる全ての作業をわたしひとりで行って来ました。平日のスキマ時間と休日しか作業出来ないので、下記のようにルーティーン化して効率を上げています。

🗓QUNのルーティーン
土曜日:前週分の週次レポート作成、ひとり反省会
日曜日:反省会の内容を元に次週のテーマ決め、リポスト画像の選定、1週間分のクリエイティブ作成
月〜金曜日:通勤中のスキマ時間にその週の投稿内容を保存しておく(キャプションやハッシュタグもこの時に考えて書く)

このルーティーンを毎週欠かさず回すことで、毎日2回のフィード投稿を実現していました✨

※これに不定期でのストーリーズ投稿が加わります。
※初期の頃は曜日問わず画像の選定を行い、DMで許可取りしていました。現在はQUNオリジナルのハッシュタグを付けてくれた投稿からリポストしているため、事前の許可取りはほとんどしていません。

これをひたすら繰り返していると、Instagramのアルゴリズムやフォロワーの行動に法則を見つけられるようになります。

QUNの場合は、保存数を増やすのが1番効率良くフォロワー増加につながるという法則がありました。そして保存数が増えやすいテーマは…

🍓キンブレシートやうちわ等の現場で必ず使う手作り応援グッズ
🍓遠征中のスキマ時間に行きたくなるお洒落なカフェ情報まとめ
🍓インスタ映え・低価格・カスタマイズ性の3つを満たす商品

あたりが代表的なものです。ちなみにこの記事を公開した時点で1番保存数が多い投稿は👇です。

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ストーリーズで使えるGIFをまとめた投稿、最近めちゃくちゃ多いですよね!QUNでも過去に何度か特集していますが、「オタ活で使えるGIF」をテーマにしたこちらの投稿は保存数に限らずどの数値もトップでした。

他にもフレームの色や文字の大きさ・1投稿あたりの画像枚数など、フォロワー増加の法則はたくさんあります。

ターゲット層やコンセプトによって法則は異なると思うので、がんばって探してみて下さい!

まとめ

以上が、限られたリソースで2万人以上に支持されるインスタメディアになるまでにQUNがやったことです。

📝ポイントをおさらい
①絶対にブレないコンセプトを決める
②徹底的にリサーチする
③地道に仮説検証を繰り返す

「地道にデータと向き合って仮説検証する」というのは他の方も散々仰っていることですが、実際の運営で得た"まとまったデータ"を公開している人は中々いないのではないでしょうか?

今後もnoteでは、QUNの運営を通して得たデータや知見をたくさんシェアしていく予定です。

インスタメディアの運営やオタ活消費に興味がある方は、ぜひまた見に来て下さい🥺✨

それでは、また次回〜👋

𝗤𝗨𝗡 | 𝗺𝗮𝗴𝗮𝘇𝗶𝗻𝗲(きゅん)
2019年4月に開設された「ラテ系オタク」のトレンド情報や、オタ活が楽しくなるヒントをお届けする"オタ活応援メディア"。企業とのコラボ商品開発や、イラストレーターを起用したコンテンツ制作等も手がける。データ分析を基にした「オタ活消費コンテンツ作り」が得意です。お仕事のご依頼はInstagramのDMからご連絡下さい。https://www.instagram.com/qun.mag/ 

いただいたサポートは、QUNの運営費として使用いたします🥺✨