クイズあるき

クイズが好きな、自称クイズジャーナリスト。大谷翔平やっぱすげぇ!!

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最近の記事

#25 谷原章介とMC俳優の系譜

 アクセスしていただき、ありがとうございます。  近年、テレビ番組のMC、司会者にお笑い芸人が起用されることが主流となっています。お茶の間への親しみやすさ、芸人として鍛えられた話術とユーモアを買われての傾向と思われますが、そんな彼らのことを、業界ではMC芸人と呼ばれていることもあります。  そんななか、現在レギュラー番組でMCを務めている主な俳優は、山崎育三郎、生瀬勝久、黒柳徹子、芦田愛菜などがいますが、とりわけひとり気を吐いているのが、谷原章介ではないでしょうか。現在彼が担

    • #24 先生たちのアオハル~決戦

       アクセスしていただき、ありがとうございます。  前回お伝えすることができなかった、3月24日放送の『全日本高校先生クイズ選手権』(以下『先生クイズ』、MBS)。その激闘の決勝大会の模様をお伝えします。  全国を5つの地域に分けて行われた、ペーパーテストの予選会。激戦を勝ち抜き、決勝進出を決めた4人1組の全5チームをご紹介します。  北海道・東北ブロックは、北海道の札幌日本大学高校。東京ドーム2・5個分の広大な敷地面積を誇ります。  関東ブロックは、東京都の開智日本橋学園高

      • 8月31日がしんどいなあ、と久しぶりに感じた

         アクセスしていただき、ありがとうございます。  2024年の夏、皆さまはどのように過ごされたでしょうか。  日本のメダルラッシュに沸いたパリオリンピック、大谷翔平の劇的な40本塁打40盗塁達成に代表される、日本人メジャーリーガーの活躍、番狂わせの相次いだ高校野球など、スポーツで大いに盛り上がった夏。  その一方で、依然混迷の続く国際情勢、日本の新しい総理大臣が決まる自民党総裁選の行方、近年稀に見る歴史的円安からの円相場と日経平均株価の乱高下、お盆休みに直撃した南海トラフ地震

        • #23 先生たちのアオハル(その前に…1つ勉強になった話)

           アクセスしていただき、ありがとうございます。  3月24日、『全日本高校先生クイズ選手権』(MBS)が放送されました。  これまで高校生が出場するクイズ番組は数多く放送されてきましたが、生徒ではなく、先生が出場資格を有する大会は、代表的なものでは『アタック25』(ABC朝日放送)にて「学校の先生大会」と称した放送回が何度かありましたが、学校単位での参加を募った全国大会は極めて異例です。加えて優勝賞金300万円という、そのスケールの大きさに惹き付けられエントリーした学校は全国

          #22 クイズが苦手な東大卒

           アクセスしていただき、ありがとうございます。  6月21日放送の『酒のツマミになる話』(フジテレビ)にて、タレントの菊川怜がゲスト出演しました。そこで彼女が用意したトークテーマは「周囲の期待に応えられない自分について」でした。  それによると、自らが東京大学卒業という学歴から、多くのクイズ番組に出演する機会が多いものの、番組で出題される問題のジャンルの多くが歴史、地理、漢字など文系科目に集中しており、それらを捨ててきた彼女にとって苦戦するものばかりで、東大卒の肩書きに見合う

          #22 クイズが苦手な東大卒

          #21 どのメディアも報じない大谷翔平

           アクセスしていただき、ありがとうございます。  本来、ここではクイズ番組などを通してクイズを論じているチャンネルですが、諸事情により制作が滞っているのが現状です。楽しみにされているごく一部の皆さん、スミマセン。鋭意取材中ですので、もうしばらくお待ちください。  そこで今回は気分を変えて、私が最近、面白くて一気読みした本の話をいたします。タイトルは『大谷翔平の社会学』(扶桑社新書)です。  今やその名前を見ない日はないと言っても過言ではない、野球界の世界的スーパースター、

          #21 どのメディアも報じない大谷翔平

          #20 『面白ゼミナール』と検索したら、やはり「さんま」と出てきた件

           アクセスしていただきありがとうございます。  3月29日、元NHKアナウンサーの鈴木健二氏が、老衰のため入院先の福岡市内の病院で亡くなりました。95歳でした。  1929年、東京都出身。東北大学文学部を卒業後、NHK入局。熊本放送局赴任を皮切りに、アナウンサーのキャリアをスタートさせました。  鈴木氏を伝説のアナウンサーに昇華したエピソードといえば、1984年に司会を務めた紅白歌合戦にて、その年限りで歌手活動引退を表明していた演歌歌手、都はるみが大トリとして歌唱した後、「私

          #20 『面白ゼミナール』と検索したら、やはり「さんま」と出てきた件

          #19 すべてがカオスなクイズ番組

           アクセスしていただきありがとうございます。  2月4日、『クイズ! 先生芸能人No.1決定戦』(MBS毎日放送)が放送されました。芸能界に多く存在する、教員免許を取得している“先生芸能人”を集め、この4月から新校舎が完成し、共学化にあわせて「羽田国際高等学校」と改名する蒲田女子高等学校にロケ協力をあおぎ、4つのステージのクイズで競うというものです。  MCはカズレーザーとパンサー・向井慧。参加者は以下の通り。  中学社会と高校地理歴史の教員免許を取得。世界遺産検定1級合格

          #19 すべてがカオスなクイズ番組

          #18 紹介されるはずだった穴水駅

           アクセスしていただきありがとうございます。  1月22日放送の『Qさま!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日)にて「旅のプロが選んだ! この冬行きたい日本全国の駅ランキングベスト15から出題SP」と題し、2024年最初の放送で、個人戦優勝の称号である学力王を決める熾烈な戦いが繰り広げられました。  この「日本全国の駅ランキング」シリーズは昨年5月1日のGW、11月6日の秋にも放送されている、季節ごとに魅力的な駅を紹介する人気企画と言えます。今大会は圧倒的な鉄道愛と地理力を武器

          #18 紹介されるはずだった穴水駅

          #17 辰年はクイズ番組新時代の幕開け

           アクセスしていただきありがとうございます。  2024年は辰年。登り竜とも称されるこの年に、クイズ界ではどのような出来事が起きるのか。昨年同様、『クイズ文化の社会学』(世界思想社)の巻末資料を参考に、2024年を予想します。  そこから見えてくるキーワードは『新時代の幕開け』。そのフレーズにふさわしいクイズ番組が次々と誕生しています。  例えば、1976(昭和51)年には、大橋巨泉司会の『クイズダービー』(MBS)がスタート。解答者を競走馬に見立て、正解する確率によって倍

          #17 辰年はクイズ番組新時代の幕開け

          #16 『君のクイズ』で2023年を総括する

           アクセスしていただきありがとうございます。  今年も残すところあとわずか。そこで今回はこの1年を振り返るべく、2023年のクイズ界に起きた大きな出来事について総括していきます。  今年の初めに、『#1 卯年にクイズの歴史は動く』という記事を投稿しました。 (出来ることなら、ここにリンクを貼り付けたいところですが、すみません。やり方が上手くないので、このページの上にある私のアカウント名をタップして、同記事をアクセスしていただけると幸いです)  これは歴史に名を残すクイズ番組

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          #15 もしも、志村けんがクイズ番組の解答者になったら…その2

           アクセスしていただきありがとうございます。  12月1日放送の『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ、以下『小5クイズ』)にモノマネ芸人、レッツゴーよしまさが出演しました。  よしまさといえば、素の志村けんのしゃべりモノマネで今年ブレークしたお笑い芸人の一人ですが、彼は今年5月に同番組に出演。10問目で不正解となっていました。  そのリベンジに向けて、今回は強力な助っ人を招聘。その人物はタモリ、のモノマネでこちらも今年ブレークを果たした芸人、ジョニー志村です

          #15 もしも、志村けんがクイズ番組の解答者になったら…その2

          #14 スーパーヒトシ君とスーパートットちゃん

           アクセスしていただきありがとうございます。  10月6日、TBSは毎週土曜日夜9時から放送の『日立 世界ふしぎ発見!』(以下『ふしぎ発見』)のレギュラー放送を、来年3月で終了することを発表しました。  2023年10月時点、地上波でレギュラー放送されているクイズ番組として最古参にあたるこの番組。初回放送は1986(昭和61)年4月19日。当時は夜10時からのスタートでした。その日の新聞の番組欄には『王妃もひげをつけた?古代エジプト黄金に輝くファラオの秘密』というサブタイトル

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          #13 高校生クイズと教育格差

           アクセスしていただきありがとうございます。  今回は9月8日に放送された『第43回全国高等学校クイズ選手権』、通称『高校生クイズ』(日本テレビ)で繰り広げられた熱戦の話題です。  今大会の注目すべきポイントは、かつて年一回の特番として放送されていた『頭脳王』を彷彿させる出題形式だったこと、本放送では触れられていませんが、京都府洛南高校のメンバーの一人が、5月21日放送の『パネルクイズアタック25Next』(BSジャパネクスト)の高校生大会でチャンピオンになったクイズ実力者

          #13 高校生クイズと教育格差

          #12 松丸亮吾という「革命」

           アクセスしていただきありがとうございます。  8月21日放送の『午前0時の森』(日本テレビ)にて「売れっ子クイズ作家が感動した“名作クイズ”」と題し、矢野了平、日髙大介、近藤仁美、壯庭回(そうば めぐる)らクイズ作家4人が出演、これまで自身に大きな衝撃を与えた名作クイズについて語りました。  そのなかで、矢野がプレゼンした名作クイズは、『今夜はナゾトレ』(フジテレビ)で出題されたこの問題です。 Q 下の図の文章を完成させて下さい。ただしA、Bには対義語が入ります。  皆

          #12 松丸亮吾という「革命」

          #11 高校生が主役になる季節

           アクセスしていただきありがとうございます。  画像とサブタイトルを見ると、いかにも熱戦が続いた高校野球に触れそうな構成となっていますが、同じ「甲子園」でもこちらは“クイズの甲子園”の話題です。  8月16日放送の『東大王』(TBS)にて「クイズ甲子園」が開催されました。3人1チームでの参加が恒例となっているこの大会は今年で4回目。地域ごとに分けられたブロックから予選会を勝ち抜いた総勢8校が、本大会出場を決めました。  今大会の出場校の紹介です。Aブロックの出場校は、関東ブ

          #11 高校生が主役になる季節