出願ラッシュのリズムに乗れない
この1週間はビジネススクール関連でバタバタしてしまった。それに伴い、まるでジェットコースターのような激しい浮き沈みを感じている。
というのも先日、とあるMScプログラムを土壇場で出願したのだが、数日後、一度書類不備の連絡があったものの、一次選考は無事に通過した。しかし、今度はウェブカメラで監視の上でのデジタルテストなるものが控えており、明日中には受験しなくてはならず、怯えている。
このテストではどうやらチームワークやリーダーシップが求められる仮想空間で、私が短期間で的確に問題を把握し、どんな意思決定をし、発言や振る舞いができるのかが試れるそうだ。使用言語は英語らしいが、私、英語話せないというそもそものところで根深い問題を抱えていることにようやく気づく。
そのほかにも出願を控えるMBA関連プログラムのウェビナーが開催されていて、何回か出席した。スクールのフランスというよりグローバル志向、ビジネスで成功という意気込みにいまいちついていけない。ビジネスのネットワークには見えないガラス板が貼られていて、私はその外にいるような感覚になった。
それでもいくつかの学校は私と連絡を続けてくれているのだけど、単に日本人(アジア人)で女性、職歴長めな人枠という意味で変わった経歴を持ってる人枠としてキープされているだけかもしれない。英語のやりとりの中には絵文字なども入っていて、至ってフランクだ。
英語はもちろん、1月に控えるフランス語の面接にも力を入れていかなくてはならない。そんなこんなでTOEICやGREの勉強が全く進まないこと、また自己分析をする過程でなんだか大したことをやっていない現実に直面し、この数日クヨクヨしている。そもそも英語のプログラムを受験しようと思ったのは、フランス語の修士課程に入るほうが狭き門に思えたから。MBAであれば日本にもOBがたくさんいて、レールが敷かれている、というと言い方は良くないかもしれないけれど、大変ながらも受験の作法は存在し、外国人社会人に門戸はより広く開かれていると思ったから。本命がダメだった場合を考えての選択なのに、早くも壁を感じている。そんなことをMBA推しのカウンセラーに話したが、私の複雑で偏った思考回路には共感できかねそうな様子だった。そもそもそれぞれのプログラムとの向き合い方が間違っているような気がする。
そんな今日、パリのある大学から、問い合わせの返事が来た。そのプログラムの出願条件は法学部か経営学部卒が条件ではあるが、職歴がある場合はそれ以外の学部卒でも職歴を考慮してくれるから出願してみてとのことだった。フランスに学びに行くならやはり、フランス人と対等な環境でフランス語で学びたいという思いが強くなった。
進路に正解はなく、重要なのは自分が何を重視したいのかを知ることだ。ただ、どちらにしても、外国語は最低不可欠なスキルに変わらないことに間違いはなさそうだ。。