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父のお見舞いに、手づくりの塩バターキャラメル🍬

再度入院中の父は
あまり食べ物が飲みこめなくて
食事も水で流し込んでるみたい…

退院したら
何なら食べれるのかなぁ、って
考えていたけれど
母からポテチや煎餅を
食べてたって聞いたの

煎餅?食べにくくないのかな?

でも、本人しかわからないことあるから
私のイメージで決めちゃダメだよね


お見舞いにスイーツつくりたくて
キャラメルなら口で溶けるから
どうかな?と…(*´ ˘ `*)♡



鍋で煮詰めたキャラメルソースを
冷蔵庫で冷やし固めたら
手づくりキャラメルのできあがり♪

甘~く
ふんわりバターの香り
あたたかなカラメルの風味
塩とまざりあって
口の中でじんわり…

とろけます♡


フランス菓子の料理家さんたちは
ゲラントの塩を皆さん薦めます

うん、私も好き…

無類の塩好きの私は
いろいろな塩を食べて
お気に入りはスペインのイビザ塩
フルール・ド・セルという塩の花です


※DEAN&DELUCAで売っています

地中海一美しいといわれる
イビザ島の海水でつくられていて
まろやかで甘みもあって
お気に入りの塩です



フランスの北西
ブルターニュ地方では
あちこちで塩バターキャラメルを
見かけるそうです

海に囲まれたブルターニュ
ゲラントの塩はここで
昔ながらの製法で今もつくられています

スイーツには無塩バターだけど
ブルターニュでは加塩バターのスイーツ
たくさんあるみたいです


そもそもフランスは
バターが腐敗しないために
加塩バターでした

だけど1343年に
高い税が塩に課せられて
無塩のものが広まったのだそう…

ブルターニュは
王女が国王と結婚したから 
塩税が免除
有塩バターが残ることができました



塩バターキャラメルを広めた
アンリ・ル・ルーのお店では
こんなふうにキャラメルたちが
日々、生まれているようです♡



そんな塩バターキャラメルの
歴史に少しだけ
思いを馳せながら

古い木造アパートの
小さなうちのキッチンで
父のお見舞いにキャラメルつくってる

…なんて
なんだかおかしくて
くすぐったい気持ち


父はキャラメル
美味しいと母に言ったそう
入れ歯について食べれないという母
だから父に家のもあげたよ、と

よかった♪
また、つくるよ




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