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しっとりとなめらかな、カカオ感あふれるガトー・ショコラ

今日は、パウンドケーキを焼き
サブレの生地の仕込み
マドレーヌを作って…

今はカフェでコーヒーをひと口
ひと休みしています

来る途中、仕事に向かう母に逢い
先日、母に頼まれたお礼用のケーキが
ご夫婦でおいしさに感激したと聞き
食べていただいて喜んでもらえたこと
スイーツを作れること
心から感謝をしました


先日焼いたのはガトー・ショコラ
チョコレートを溶かして混ぜた
ガルニチュールが他の材料と溶け合い
濃厚でカカオ感たっぷりの 
締まった味と食感が愉しめるスイーツ…


と、いっても
実は私はガトー・ショコラを
食べたことがありません
甘党ではないのと
気軽に買えるスイーツやお惣菜は
防腐などのためか
刺すような甘さが得意ではなくて…


はじめてのガトー・ショコラは
自分で作ったガトー・ショコラ(*´ `*)



いくつかレシピを見ましたが、チョコレートとバターを一緒に溶かして作るレシピが多いように感じます。

溶かし方も、湯煎とレンジがありましたが、私が参考にしたレシピはチョコレートとバターを別々に湯煎で溶かし、それぞれ約50度にするものです。

チョコレートとバターを一緒に湯煎して生クリームを加えると、強い乳化をしないのですが、ここに卵黄を加えることでしっかりと乳化をするのすね。

ですが、まずはチョコレートと生クリームをしっかりと乳化させ、生地に重さを感じ、チョコレートに艶が出るまで…乳化に必要な温度が下がらないように気をつけながら…混ぜます。

このように艶のある生地は、他のレシピには見ないものでした。


そして、卵黄を加え、メレンゲを加えていくのですが、ほとんどのレシピではしっかりとハンドミキサーの高速で泡立てたメレンゲを加えます。

しかし、今回は低速で泡立てたゆるいメレンゲを使いました。


前回、ザッハトルテを作ったときはしっかりとしたメレンゲを作りました。おそらくケーキ作りにおいて、メレンゲはしっかりと立てるのが定説なのではないかと思います。

しっかり立てたメレンゲはよく膨らみますが、軽やかさのある食感は好ましくとも、少しパサつきも感じます。

これは好みですが、私はスイーツには艶やかさや潤いがあると官能的な感じがして好きです。口当たりも心地よいです。

低速でゆるく泡立てると、時間はかかりますが、空気を多く抱き込まないのでキメが細かくなります。

どんなケーキ…ガトー・ショコラが作りたいのだろう?

カカオの苦味、深いコクと、軽やかさもありながら、しっとりと濃厚な味わい…

本当に、自分がどのようなガトー・ショコラを作りたいか、食べたいという方がどのようなガトー・ショコラを望まれるかによりますが…

軽さ、深いコク、シルクのよう滑らかさ、しっとりとしたしどけなさ…
 
とてもおいしいガトー・ショコラでした。



焼いた当日は
軽さがあり

翌日はしっとり…

カカオのほの苦さ、コクも
より増してきます


チョコレートは
溶かして混ぜないで
すりおろしたらどうだろう?

材料じたいはシンプルだからこそ
口にふくむと
素材の風味が広がるような…

そんなガトー・ショコラを
作りたいです。




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