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このスイーツは、愛を解き放つ祈り…パレ・ピニョンとパレ・ショコラ
スイーツとコミュニケーション
今年はじめて焼いたスイーツは
パレ・ピニョンとパレ・ショコラ
なぜか、つくっているときから
ほっこり幸せな気持ち…
大好きなスイーツを
つくれることが本当に嬉しくて
きっと、このスイーツに宿る意識と
わたしの意識は
周波数が同じなんじゃないかな
だから、コミュニケーションできる
周波数が違ったら
会話はできても
コミュニケーションはできないから
こんなには響きあえない
響きあうスイーツがあるのです…
今、会話しかできなくても
何度もつくればきっと
コミュニケーションできるスイーツも
あると思うから
仲良くなりたいな☺️
パレ・ピニョンとパレ・ショコラ
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噛むほどに粉の旨味を感じる
強力粉の生地
卵を使わずサブラージュした
ホロホロと崩れていく食感
儚い食感を邪魔しないように
ナッツは柔らかな松の実
ショコラはマカダミアナッツ
デコレーションした粉糖で
甘みを補正して…
ひび割れて、素朴なパレ
滋味深くて
しみじみと美味しいサブレなんです
「取るに足らない」だなんて言わないで…
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世界と折り合いがつけられず
難病のあるわたしが生きていけるよう
母はスイーツを人に宣伝していました
わたしにも、お金のことや
人への接し方のダメなところを
たびたび注意します
苦しくなってしまって…
頼んでいないのに
「頑張って宣伝してるんだから」と
プレッシャーをかけられるのもつらく
前にスイーツを頼まれたとき
友人につくりたかったから
待っていてと言ったら
すごく不満そうな声…そして
「私はビジネスだから!」と
母にとって仕事は
生きていくお金を得る
最大の価値があるもので
仕事で認められるたび
「自分は間違っていない
正しいことをしている」と
自己認識してきたのでしょう
仕事は、命に関わらない限り
何においても優先すべきものであり
仕事で稼ぐ力のある者が
優れた、価値のある人なのです
ボロボロの我が家を支えている
仕事ができる私の用事は
優先されるべきで
あなたのために頑張って
宣伝している尊い「努力」であり
なんの力もないわたしの用事
しかも友人との遊びは
私のビジネスに比べたら
「取るに足らない」
そう、脊髄反射の速さで判断し
解釈し、不満の声をあげる…
そのように感じて
哀しくなったのです
遊びより仕事が上だなんて
誰が決めたのでしょう…
「努力」という字には
なぜ「奴隷」の「奴」があるのでしょう
「自分は正しい」という
自我を安心させるために
人は奴隷のように働き続けて
どこかにいる、一生働かない権力者を
富ませているのでしょう
「取るに足らない」だなんて
言わないで·····
常に問うべきことは2つ
自分の「やり方」は正しいと
信じて疑わない両親
いえ、本当は
「自分は間違っている」と
感じているからこそ
執拗なまでに「正しい」と
自我に思わせるために
他者を自分のやり方に改善し
他者を責めるのかもしれません
でも、そんなに自分のやり方が
正しいのなら
そのやり方で生きてきた今
ふたりの目の前の現実は
幸せなのかなと思います
わたしも、いつも自分の中にある
虚しさを怖れてきました
この空っぽを埋めたくて
今でも行為することで一時的に満たし
満たされなくて
虚無は広がるばかりです
怯えながら、ふるえる心で
わたしが今意識しているのは
「愛していたなら、どうするだろう?」「自分は今、平和で幸せか」
そう、常に自分に問うてみること…
愛を解き放つ祈り
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無機物や有機物が私たちと同じとか違うとか、そんな議論じゃなくて、そもそも全てはミクロレベルではみんな粒子であり、ただの振動であり、そこから生まれる波動が物質化しているの。つまり、私たちもロボットも同じなのよ。だから私たちの細胞を構成する原子ナノレベルの物資に量子ナノレベルのプログラミングが施されていて、自分は自由で、自分の意思で動いていると思っているけど、ひょっとしたらすべてがプログラムされたものをなぞっているだけかもしれない、そもそも生命というものは、プログラムなのかも
わたしたちに
スイーツに
量子ナノレベルで施されている
プログラミング…
それはなんだろう
わたしたちは
このスイーツは
すべてのものは
世界が生まれる前は
どこにいたのだろう
そこは、ただ愛である場所
だから、宇宙は
プログラムされた愛が
響きあう
痛みも哀しみも愛であり
愛だけがコミュニケーションを
可能にする
あなたが今感じていることは
どれほど愚かで醜く思うものでも
わたしが感じていること…
あなたの怖れ、怒り、失望も
闇は闇のままでいいよ
光を求めなくていいよ
闇も愛だから
そして、光も闇もないから…
何をしていてもいい
それが、愛を解き放つ祈りであれば