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他者とのかかわりが自分を磨き自分も他者も幸せにする
「つながる」から、もう一つの気づきがありました。
現在『魂のみがきかた2』の本を製作中で、その原稿を読んでいます。
魂という言葉を聞いただけで胡散(うさん)臭いと感じる人もいますが、私は魂の存在を信じています。
それは、自分が生きていること事態がその証と思っているからです。
生きているのは、いのちがあるからです。
前にも書きましたが、そのいのちは宇宙の始まり、生命の誕生まで遡ることになります。その生命が自分のいのちにつながって、いま自分は生きている。
それを私は、自分の魂と受け止めているからです。
原稿の中に「つながる」に関連する文章がありました。
「この世における人の活動とは、他者とのかかわりのなかにあります。
人間関係を通じて善き行いを積み重ねることが、幸せになるために重要です。すなわち、何らかのコミュニティに身を置くことで、人は幸せを感じることができるのです。」
これを簡単にまとめたら、「他者とのかかわりが、幸せになるために重要である」ということになります。
分かり易く言えば、「他者とのかかわりで、自分が幸せになる」ということです。
それは自分の行いが「他者のためになる、喜んでもらえる」ということがあって成り立つ話です。
重要なのは、「かかわる」というのは一方通行では成り立たないということ。
お互いに、相手を思う気持ちがあって初めて成り立つことになります。
それが「積善」、善いことを積み重ねることになるというわけです
幸せになりたい。
それを実現するには、人とかかわりなさい。
相手に喜んでもらえるお付き合いをしなさい。
そうすれば、幸せな人生をおくれますよ。
となります。
まとめれば、「自分が幸せなりたいと人様のお役に立つことを行えば、人様も喜び自分も幸せになる」となります。
よく「自分のため」なのか「人のため」なのか、と問われることがあります。
それは、その時、その場で答は違ってくるかもしれませんが、「つながる」「かかわる」から言えば「自分のため」でも「人のため」でも、根底は同じということではないでしょうか。
強(し)いて言えば、自分のために自分を磨く。
自分が成長することで、人様のお役に立てる力も増すからです。
重要なのは、自分がお役に立てるのは「その場があって」こそ、です。
その場とは「他者の存在」です。
他者とかかわることが、なんと有り難いことかと思った次第です。