映画でおかわり🍸️『ボルベール 〈帰郷〉』帰りたないわ💦
映画『ボルベール〈帰郷〉』の雑談、ネタバレとか感想でございます。多少、陰鬱な表現も含みますし、はっきり言って、何がしたいのか分からん映画なので、お嫌な方は、帰郷せずにとんずらして下さい🚗💦
難解なようなそうでもないような💦
初めて見たのはいつやったか……
衛星放送かなんかかなあ?
ああ、ペネロペ・クルスさんや😃と思って視始まったら………
これは、なに??
あたし、最初はサスペンスというかクライムというか、そーゆーもんだと思ったんすよ。
それが話が二転三転して🌀🌀🌀🌀
え?
ん?
ああ?
と、よく分からないまま、最後まで見てまいました😂
ペドロ・アルモドバル監督、ワケ分からん。
他にも複雑怪奇な作品ばっかり………
ボルベールは、パートかけもちで家計を支えるお母さんが主人公です。夫が仕事クビになってアル中で、血の繋がらない娘に手を出して、逆に刺されてくたばり、その死体を隠す為に昔働いてたバーの冷蔵庫勝手に使ってなし崩し的にお店をゆずってもらって、行方不明のお母さん生きてたり、殺人だったり、親父はくそ野郎だったり、近所のおばさんだったり、腹違いばっかりだったり、ええと、で、どーしよ???
このワケ分からなさは、ちょっと、唯一無二やと思います。
なんと言うか……
先日亡くならはったデヴィッド・リンチ監督😭のような寓意に満ちてるとか、
わたくしが映画の達人やと思ってるテレンス・マリック監督のような複雑なテーマやメッセージ性ではなくて、
アルモドバル監督は、どれが本筋のストーリーなんか、よく分からないまま同時に話が展開される難解さと言いますか💦
どーゆーこと??の連発。
そしてその着地点の異様さ。
えっ?これでいいんか??
と観客は絶句すると思われます( ・д・)
『なんだよこれ💢』
『つまんねーよ💢』
と、結構、多くの人がなるかもしれません。あたしも最初なりました。デートとか家族みんなでとか絶っっっ対にオススメ……出来ません❗️❗️❗️
こんなん初デートで見せられたら別れるわい💢
ですが、人生とはこの映画のようなもの。
道を見失い迷った時、
旅路に草臥れた時、
重荷を背負いきれなくなった時、
お一人でひっそりとこの映画をご覧になって下さい。
たまたま同じ道端で休んだ旅人どうしが朴訥に語る身の上話のように、疲れたあなたの心を揉みほぐしてくれるでしょう。
わざとなのか、否か
反ルッキズムとかフェミとか、ボロクソ言われそうですけども、真実やと思いますので言わして下さい。
この世には【美人】と【美人じゃない人】が間違いなくいます。
ちくしょー😭
あたしも石原さとみさんとか橋本環奈さんになりてえ💢
なんであたしはこないやねん、ボケが💢
ゲフンゲフン❗️
これは【ひがみ】以外のなにものでもありません。
明らかにキレイな人はいてます。価値がある。せやからこそ、キレイになりたいと思うワケです。それをなんも努力せんとケチつけるんは、ちゃんと努力して働いて財を成した資産家をニートが批判するようなもんです。
なんもせんでキレイになるかいな💨
まあ、確かに明らかに生まれつき顔面ガチャに勝ってる人はいます。裕福な家に生まれたアホボンもいるでしょう。しかし、美しさを保つ努力は必死にしてるハズです。よりキレイになる為の努力も絶対にしています。
アスリートが更なる記録を目指して練習するように。
天才は努力するものだとも言います。
ブスをブスと非難するのは宜しくありませんが、ブスは実在します。てか、そっちが多いです。
だからと言って、美人を非難するのはお門違いです。
ブスに気をつかって、キレイな人をキレイと認めないのは、運動会で勝ち負け決めずに一緒にゴールするような素っ頓狂かつ、意味不明な配慮だと思います。頑張った1等賞の子は誉められるべきなんです。ビリを嘲るのをやめろ、と言いたいんでしょうが、その為に1位の子を失くすのはナンセンス。あと以前より速くなった子とか誉めてあげてほしい。ビリでも速くなっとるかもしれないやないですか。
ですので、真っ当なアンチルッキズムって外見と内面を切り離してその人を評価する事であり、ブスを尊重するわけではないと思います。
はき違えとるの仰山おって😖
こーゆーとこ、女の敵は女やなとも感じますなあ💨
別にブスがキレイになって男前とロマンスする話でもええやん。逆でもええし。ブスとブスの主人公カップルとかなんの配慮なんやろ??ポリコレもどーなのよ。最近の映画で原作と人種変わるの狂ってると思うし。わざわざパッとしないブスいヘアメイクしてたり、ダサいコーデしてたりもしますね。
ブスに合わせてどないすんねん。
このひとたちも、キレイなんやぞ❗ってすんのがホントじゃね?
ブスブス言い過ぎて泣きそうやわ( ;´・ω・`)
例えば刑事コロンボのピーター・フォークさんとか、さえないおっさんでも、いぶし銀の魅力ってあるやないですか?
映画業界はそーゆー事アピールすべきじゃない?
そして……美人だから絶対に得をするってワケでもない。
美人には美人の災いがあるでしょう…………
アイドルの子とか、変質者に付きまとわれたり、ステージ乱入したりありますやん?あれはやべー😨
もうちょい言うと、人間て数学的な部分が多々あると思いますので『こいつヤバそう』てな【外見】のやつは、大抵ヤバいです。これは警察でも軍隊でも大前提にしてる事です。見た目変なのはヤバい。ある程度のパターンやカテゴリーは絶対に在る。
人は外見で分析出来る事も間違いなくあります。
では、雰囲気がいい、優しげ、いい人そうな人はどうか?それは分かりません。
役者やタレントを見れば一目瞭然。あれは芝居、キャラクターです。いい人そうなタレントの不祥事は後を絶ちません。
そらそうや、当たり前だとも思います。悪魔は天使のふりをするものです。
そこまでではなくとも、誰しも己をよく見せようとします。多かれ少なかれ偽り、往々にして騙される。
それが当たり前なんです。
ならば、美しいとは何なのか。
思うに、
内面の美しさは魅力となって外見に滲むものなのではないでしょうか。
AIが造る整いすぎた顔に違和感を感じるのは、中身がない張りぼての人形だからなのではないでしょうか。
(あたしはジャ◯ーズとかあーゆーのほぼキライです。スカスカな気がして)
アルモドバル監督による浅慮な勘違いのアンチルッキズムへの警鐘とでも言いますか………
人間色々、人生色々。
ボルベールは、その辺を言外に描いているフシがあります。
ペネロペ・クルスの魔性
まぁ~おキレイ😭
顔ちっさ😭目ぇでっか😭
◯んだらいいのに👺
申し訳ございません🙇
せやけど、幸薄い役柄多いですね、彼女は。アルモドバル作品常連でもありますし。主役多すぎ。
その中でもぶっちぎりでリアルな感じがボルベールの主人公であるライムンダやと思います。
一番、艶っぽいころの作品がこのボルベールかなあ?
それは恐らく意図的に演出してるんやないか?と思います。
劇中で、
ず────────っと浮いてるんです😂
こんな美人そこらにおるかい?
バルセロナのシーンはいいとして、ラ・マンチャの田舎のシーンは、異様です。ばーちゃんだらけのなんかもう少子高齢化オブ・ザ・デッドここまで来たか!?ってとこにペネロペ・クルスがポツンの異様さよ😨
ファッションもこれは2000年代の映画か!?と思うほどのダサさ&古臭さ😭娘と姉ちゃん、くそだせー😭
※エキストラとか通行人とか、ごく普通の現代風ファッションなので、わざと昔風&田舎っぽくしてるんだと思います。
男はクズしか出ないしさ😠
そーゆー中で、おキレイな事が全く役に立たず、苦労ばかりするライムンダのジレンマ…………
監督はゲイだそうですが、彼の目から見た、どこか滑稽な女の世界でもあるのかもしれません。
女の敵は女なのか
登場人物みんなキライなのわたくしだけでしょうかねww
こいつらひどくね?
全員、ひたすらライムンダに迷惑かけてくる殺意の高さに草
かといって、ライムンダもちっとも、いい人ではなくて、なんなの、このどうしようもない人たちは?となります。
女の厭なとこ全開で………
それと田舎の因習とかを風刺する描写も多いですね。
強引にあいさつのキスをされた後、口を拭ったり(やっぱりイヤなんやろな)
要らないもん貰ったり、お葬式には大仰な一種の“泣き女”みたいなのがあったり。すげーしがらみ💦
あらゆるもんが足を引っ張ってきます。
てか腹刺さなくてもさあ🔪
アウグスティーナおばちゃんは、そもそも要るのか要らないのか、よく分からん(´~`)
縛めからの解放へ
背景に壁の落書きがやたら出てきます。一見、粗野で軽薄だけどよく見るとそうでもなかったり。
古い、良く言えば伝統的な、悪く言えばボロい街並みと、洗練された近代的な街並みの混在するカオス。
くすんで朽ちた土壁と、落書きではあるけどポップで鮮やかな壁。
この対比は、古いものと新しいもの、のさばる古い価値観への新しい価値観による抵抗を描いているようにも見えます。
ひいては、抑圧された女性の解放とかあたしがフェミみたいできもちわりーんですが、
人間は自由であるべきだ❗自分の道を進むんだ❗️と、考えさせる“原点回帰”が“帰郷”なのかもしれません。
現に、ライムンダは完全犯罪を成し遂げました。
お店は盛況で、これからの明るい未来を感じさせます。
メイクも、パコを殺害してからどんどん明るく、セクシーなものへと変わっていきます。
そういう意味では、この映画は、日々の生活・人生に倦んだライムンダが、新たな道を見つけていく物語。
その為に、一度、帰郷という寄り道が必要だったのでしょう。
“人の命はつかの間
20年はほんの一瞬”
劇中でライムンダが歌うカルロス・ガルデルの『ボルベール』の一節です(歌唱は差し替えみたい)
正に。
美しいとは?
ペネロペ・クルスさんは斜視です。
一般的には、欠点とされるでしょうが、彼女はなんとも妖艶な魅力に変えています。
美人とはなんなのか、考えさせられもします。
複雑で難解やからこそ、様々な味がある物語。
『ボルベール〈帰郷〉』
どうぞ皆さん、一度寄り道してみて下さい。
よい旅を🎵