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相場はランダムが基本。でも勝つための“追い風情報”はある

どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。テクニカルトレーダーの皆さんに悲しいお知らせがあります。

今日はちょっと耳が痛い話かもしれません。

「テクニカル分析があれば相場で勝てる!」と信じているトレーダーたちには、特にショックな内容かもしれませんが、あえて言います。

相場は基本的に“ランダム”です。


うわっ、いきなりバッサリ切り捨てるようなこと言いましたね(笑)。

でも、これが「真実」なんです。

なぜ相場はランダムなのか?

理由は簡単です。

相場には、
• ロボットのAI
• 銀行のディーラー
• ヘッジファンドのアルゴリズム
• 企業の為替ヘッジ
• 個人トレーダー(いわゆる僕らみたいな)

これらがごちゃ混ぜになってるからです。

この多様な参加者たちが、それぞれの「都合」や「欲望」でポジションを取ったり、決済したり、ルールを変えたりするから、ベクトルがバラバラなんです。

AIがこれに輪をかけてややこしくしてるのも事実。

もともと人間だけでもバラバラだったのに、AIが1秒間に何千回も売買するようになったせいで、さらに「何がなんだか分からん状態」になったわけです。

それでも、“チャンス”は確実に存在する


ここで「もうトレードやめた!」って諦めるのは早いです。

なぜなら、一定の法則性が発生する“時間帯”があるからです。

たとえば、
• ロンドン市場が開く前の1時間
• NY市場が開く瞬間
• 指標発表の直後の20分間

こういう「特定のタイミング」には、相場の“秩序”が生まれます。

「なぜ秩序が生まれるのか?」というと、プレーヤーのベクトルが揃うからです。

ロンドン市場が開く時、ロンドンの銀行やヘッジファンドが一斉に動き出します。これが「みんな一緒の行動をとる時間」になるわけです。

追い風を感じたら乗るだけ


ここがトレーダーの面白いところで、相場のベクトルの揃い方を察知するだけで勝てるんです。

具体的に言うと、
• ドルが一気に買われた →「あ、これロンドン勢が買い始めたな…」
• ゴールドが急に上昇 →「あ、こりゃアジア勢が何か仕掛けたか?」

こうやって“風向き”が変わるのを感じるだけでOK。

「え、それって“感覚”の話ですか?」

いやいや、感覚ではありません。
僕らは「追い風情報」というものを使っています。

追い風情報=追い風のベクトルを把握するための情報源


追い風情報の代表的なものは、

• ロンドンやNYの開場タイミング
• 経済指標の発表時刻
• 日銀の要人発言のスケジュール
• オプションのカットオフ時間(これがまた重要)

こういう情報を、ただのニュースとして眺めているか、それとも”戦略のヒント”と見るかで運命が変わるんです。

AIの台頭でますます難しくなっている…?


ここで「ヤバい」と感じる人もいるかもしれません。

「AIが相場を支配したら、俺たちの出番なくなるんじゃね?」

実際、AIは「チャートの癖」や「価格の微妙な動き」も読み取る能力が高いです。

でもね、AIはAIで問題を抱えているんです。

AIは「トレンドが生まれたとき」に強いんですが、「突然のニュースや介入」に対してはめちゃくちゃ弱い。

• 日銀が突如発表する介入(サプライズ介入)
• FRBのパウエル議長が突如言い出す”タカ派発言”

AIはこれに対応できません。

なぜか?

AIの判断は「過去のデータをもとにした機械的な推測」だからです。

過去のデータに存在しないサプライズに、AIは対応できません。

ここに僕ら人間の優位性が残されているわけです。

相場の“ランダム”を味方につける方法


さて、ここからが今日のポイントです。

“相場のランダムさ”をどう味方につけるのか?

答えは、
• 全部を把握しようとしない
• 追い風情報だけを把握する

これです。

全部を把握しようとすると、情報に振り回されます。

例えば、ニュースアプリを1日中チェックしている人っていませんか?
「あ、インフレ率が予想より高い!ポジション閉じなきゃ!」
「え、アメリカの失業率が悪化!?急いで売りだ!」

…これ、完全に後手後手です。

僕らがやるべきことは、

• 前もって何が起こりそうかを想定する
• その想定が“追い風”に乗ったら便乗する

これだけです。

まとめ:トレーダーの”優位性”とは何か?


最後にまとめると、

• 相場はランダム
• でも、一定の時間帯には秩序が生まれる
• 秩序が生まれたときにだけトレードする

これが、僕らの戦略の肝です。

僕はよく、「風が吹いたら桶屋が儲かる」という言葉を引用します。

「風が吹いたから桶屋が儲かった」んじゃなく、「風が吹くタイミングを見越して、桶を準備しておいた桶屋が儲かる」んです。

トレードも同じ。

僕らは相場の追い風を「待つ」だけではなく、「どのタイミングで追い風が吹きやすいか」を知っているから勝てる。

もちろん、全部の風を把握することは無理ですよ。
でも、「風が吹きやすい場所」だけはわかります。

そこに、

• “ロット”を張る
• “リスク”を取る

だから、他の人よりも一歩早く動けるんです。

最後に“ランダム”を味方に


「相場はランダム」という話を聞くと、悲観的になるかもしれませんが、そのランダムをどうやって味方にするか?が、プロのトレーダーとアマチュアの違いです。

僕らは、
• 風が吹くタイミングを追い風情報で察知する
• ベクトルが揃ったら、そこにロットを入れる

これだけ。

もし、「ランダムにどう立ち向かうか?」で悩んでいるなら、僕のやり方を学んでください。

なぜなら、ランダムは敵じゃなく、味方にできるからです。

じゃあ、また次のセミナーでお会いしましょう!

追い風を感じる準備はできていますか?

https://tip.tribefx.jp/free

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