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日経225の下落リスクと押し目買い戦略:現物・先物価格とオプション動向に注目

どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。さて、皆さん。今日は日経225の相場解説をしていきたいと思います。先週末、日経平均は急落しましたよね。その影響で現物価格と先物価格(37700円)に大きなギャップが生じていました。現在、そのギャップを埋めにくる動きが見られ、実際に先物価格にほぼ到達しました。この動きから、今のところ暴落のリスクは一旦後退したと言えるでしょう。

ただし、まだ油断は禁物です。下方には埋めていない2つの窓が残っています。そのため、最大で36000円までの下落の可能性も視野に入れておく必要がありますね。特に日経オプションの動きにも注目すべきで、現在、上では39000円のコールオプション(買い)、下では36000円のプットオプション(売り)が増え始めています。これも、マーケットが下限の36000円を一つの節目として意識している証拠です。

さらに、日経の下落スピードに拍車をかける要因として、日銀ETFの貸付があります。この貸付は、ETFを借りて空売りする勢力が増えることで、相場を押し下げる圧力になります。過去を振り返ると、前回の急落(8月2日)の際にも、日銀が貸し出したETFの額が増えていたんです。ただ、この情報は注意が必要です。発表が通常1週間以上遅れるため、リアルタイムの相場判断には使いにくいんですね。

◾️日銀のETF貸付結果(日次)



むしろ、私はこの情報を暴落後の押し目買いのための材料と考えています。暴落が起きた後、ETF貸付の増加が確認できれば、いわゆる『セリング・クライマックス』、つまり売りのピークが近いと判断できるんです。このタイミングでの押し目買いが、次の大きなチャンスにつながります。

いずれにしても、皆さんには今の相場で慎重に対応していただきたいと思います。暴落のリスクが後退したからと言っても、まだ下落のシナリオは完全に消えたわけではありません。しっかりと状況を見極め、次のトレードアイデアを描く準備をしていきましょう。

それでは、皆さん、週明けの相場で頑張っていきましょう!

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