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noouchi
センチネルリンパ節生検の意味
私が治療している病院では
針生検→CT→MRIで「転移はなさそう」と診断された人も
脇の下からセンチネルリンパ節というものを
手術中に切除してきて生検を行い
本当に転移がないか調べます。
センチネル=見張り役
センチネルリンパ節=乳がんが1番最初に転移するリンパ節
センチネルリンパ節はどこにあるの?
体の中の流れは複雑で
距離的に一番近いリンパ節へ一番最初に転移するとは限らない。
![](https://assets.st-note.com/img/1726042122-DlXwQeRTpBAIyLx8oS7OsHEq.jpg)
(B)センチネルリンパ節
そこで、一番最初に流れ着く(=転移する)リンパ節を探すところから始まります。
▼ラジオアイソトープ法
手術が午前の場合は前日、午後の場合は当日の朝。
胸に針を刺して、微量の放射線物質を入れる
▼色素法
手術中に、ラジオアイソトープ法同様、針を刺して色素を入れる
![](https://assets.st-note.com/img/1726042225-5HFRQhTlcL8mIrKOGg0diXyE.png)
センチネルリンパ節が判明する
色素法は安価で負担も少ないが、ラジオアイソトープ法よりも精度が落ちる
私が手術した病院では一番確度の高い「2法ともやる」が基本でした。
事前に先生からラジオアイソトープ法の注射は「痛いです」と言われ
最後の最後にこんなトラップが!と落ち込みましたが
結論から言うと、注射針は採血レベルの細いやつ
この場合の「痛み」とは、インフルエンザ予防注射のような「後から沁みる」タイプでした。
結果は術後目を覚まして判明する
転移なしの場合:そのまま脇の下が縫われてくる
転移ありの場合:手術中に広範囲のリンパ節切除を追加し、脇の下にチューブ(ドレーン)が刺さって戻ってくる
私の脇は塞がって戻ってきました。
脇の下をえぐって縫われると
しばらく生活は不便になりますが
念には念を入れて、転移の有無を調べてくれて
ありがとうって気持ちでした。