比べちゃいけない
と言いつつも、やっぱり比べちゃう。
30歳の時、私は3人の子持ちのお母ちゃんだった。5歳、11歳、13歳。
今日バス中で小さい子を2人連れたママが悪戦苦闘してて、私はいつでも何かお手伝い出来るように、手荷物は一つにまとめ、バスの座席に浅く座り直した。
何事も無ければそれでよし。
抱っこ紐の中の女の子は退屈して時折泣き出すし、少し大きいお兄ちゃんも、まだ降りないの?と不穏な空気。
抱っこされた女の子と目が合ったから、とりあえずにっこり笑う。少し泣き止む。
バス停の近くで、あ、両替しなくちゃって…。ママさん大丈夫?代わりに行ってあげるよって喉元まで出かかった言葉を飲み込んだ。
若いママは女の子を抱っこして、男の子を置いて両替に行く。私は男の子が後追いしたら助けに行こうと密かに準備してた。
無事にミッションはクリアして、男の子はママに褒められてました。ちゃんと待てたねって。
子育てって、そんな事の積み重ねなんだよね。
そして、つらい時には誰かが助けてくれるって信じてるのは、私が大変だった時にいくつもの手助けがあったから。今は自分がそうやって助け舟を出そうと準備して、あの時助けてくれた人達の恩送りをしている。
だから、どうか抱え込まないで助けてって言おう。
通勤退勤の時間帯でもこうやって何かの役に立てたらいいって思うし、仕事中も若い人のお役に立てるといいなと常に思ってる。なんせ最年長ですから。
話題が逸れた気がするでしょ?比べちゃいけないってテーマなのに。
30歳の娘は独身で、結婚する気が無いと言う。
私は恋愛体質で…変?普通?
最初の結婚の時、2人の遺伝子を持つ子供がほしいと心から願いました。
だけど今では血縁の孫がほしいとか思わなくて。
比べちゃいけないけど、同じ30歳でも全然違うなぁと思いました。
ハモらんばには若い男女がたくさんいて、男子は結婚しても続けられるけど、女子は出産、育児、その他いろいろ若い時は自分のやりたい事が出来ない時期が出てくるんだよね。
そんな時も私は支えてあげられる人としてハモらんばに存在していたいなぁと老婆心ながら考えてまして…。
気の早い話しですが、ずいぶんと先を見越しております。
だけどね。
やりたい事はどんな環境になっても工夫すれば出来るもんだよ。周りにヘルプをどんどん発信して、助けてもらって、一緒に頑張れたらいいな。
そんな事を思った、長女の30歳のお誕生日の日。そして私が30年前、初めて出産した記念日の感想でした。
おしまい。