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歌川国芳展、やっと観賞できました。

17日は阪神・淡路大震災から30年ということで、私の住む関西では追悼行事が各地で行われて鎮魂の祈りに包まれました。
震災当時、私は実家のある福岡に住んでいましたので震災を経験しておらず、どうしても防災意識が低いところがあります。

一方関西で生まれ育った息子は学校でしっかりと避難訓練、防災教育を受けて、震災当時の被災経験を繰り返し聞くことができて、災害に対する危機管理意識がとても高く成長したようです。
今は巣立って報道関係で働いているので、その知識、認識が必ずや役立っていることと思います。
経験を語り継いでくださる被災経験者の皆さまに感謝するとともに、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。


入場は16時30分まで!

先日の休館日に美術展を訪れるという失態を、リベンジしてきました!
木曜日は仕事ではなかったので、ヨガレッスンの後に意気揚々✨中之島美術館へ向かいました。ランチの時間ももったいないと、JRの車内でコンビニのおにぎりを頬張りました。優雅な美術鑑賞スタイルとは程遠いです…

歌川国芳展、もう夢中で見入ってました!
大阪で13年ぶりの大規模個展となり、総展示作品数なんと400点、前・後期で大半が入れ替えとなります。

国芳といえば、もちろん武者絵✨
彼の個性が最も発揮される画題といえます。画面から飛び出さんばかりの躍動感、シュールなまでに誇張された大胆な構図……もう目が離せません。
見ている人にパワーが伝わってくる彼の浮世絵に、江戸の町人たちも元気をもらったに違いないと納得しきりです。

個人的には浮世絵すべてにおいて、丁寧な衣装の描写を細部まで眺めるのが愉しみでなりません。着物、帯をはじめ、ちらりと覗く襦袢や半襟までの細かい柄行き、図案意匠が鮮やかに摺りあがっています。
下絵を描く絵師から彫り師、摺り師までが精根籠めて取り組む姿が思い浮かんで胸が熱くなります。髷の形から簪に櫛や笄、ゆったりとした着物の着姿、足下の履物まで、リアルな江戸文化を体感する手掛かりにもなりますし、とにかく見ていて心浮き立ってくるのです。

武者絵以外、初見で惹かれた絵は、
・里すずめねぐらの仮宿(前期のみ展示💦)
・きん魚づくし ぼんぼん(前・後期展示)
・流行猫の曲手まり(前期のみ💦)下の木製スタンドでご覧ください!

流行猫の曲手まりのモチーフ、なんて愛くるしい💕

あと、ロングヘアの下ろし髪に着慣れた小紋の着物姿で鑑賞している若い方を見かけて、うっとり見惚れてしまいました。お写真撮らせてもらいたいくらい素敵でした。
自分ももっと手軽に着物を纏えるようになりたいと思いながら、嬉しい気分で帰途につきました。
後期展示も観に行って図録を持ち帰る予定、まだまだ満喫するつもりです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆

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