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都会と都会の狭間


遠くで泣いてる。。。


惑星オレムは、悠久の時を見つめ続けていた。大気の動き、海の呼吸、無数の星々のささやき。そのすべては彼に地球の未来を告げていた。オレムは感じていた。人類が進む道は、美しいものを傷つけ、奪い、滅びへと向かっていることを。

彼は宇宙の調和を守る一部として、地球を見守る運命にあったが、その運命が何度も心に重くのしかかる。人々がまだ気づかぬ破滅の兆し。どうしてもオレムはいつも悲しそうな表情を浮かべるのだ。地球の命運を知りながら、手出しできない無力感。

それでも彼は祈り続ける。いつか人類が自らの未来に気づき、惑星の声に耳を傾けてくれる日を。


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