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音楽理論の必要性

音楽理論と私の出会いは初めて作曲してオリジナルを作ろうと考えた二十歳前後のことであったかと思う。

当時 音楽を生業にしたいとイメージしており、自分で曲を作り自分で作詞をし自分で演奏をする。いわゆるソングライターとしての道に進みたくて
とにかく 作曲できるようにならなければと、音楽を趣味として初めて1年くらいでその考えに至った。 書店で作曲の入門書を買い読むことを始めた。その入門書には度数のことやダイアトニックコードのこと 調合のこと
調性 スケールの話が記載されていた。本に書いてあることについては、
理解に苦しむということはなかった。そしてオリジナルを完成させるという一点では目標は達成された。そのオリジナル自体は商業ベースに乗せるということを加味すれば、まったく話にならないレベルで、端的に言えば「どうしようもない自作曲」ができた。以上の体験からもともとの目標である自作曲を作るという目標に音楽理論を知るということは大変力になったと感じた。 その時点では短絡的に音楽理論を知れば知るほど色々な表現ができるのではないかと考え始めた。それ以降私は自作曲を作りつつ演奏面では個人レッスンを受けはじめそこでも音楽理論を交えた説明がよく出てきており、
自分の音楽活動に音楽理論は必要だと強く感じるようになる。
その後、演奏も自作曲も想定の水準に達しないまでも自らの技術が向上していることには実感を得ていた。

この経緯を踏まえ音楽理論は音楽活動に必要なのかどうか?
改めて考えてみたい。
私が今回主張したいのは
「音楽理論は多くのプロアマ問わず大半の音楽家には必要である」 
必要であるというのはその音楽家にとってメリットが大きいという意味である。 
大半というのは全員ではないという意味で、まずこちらを明確にしたい。 
音楽が好きで自分で演奏してみたいな 曲を作ってみたいな 歌ってみたいなと 音楽家になった時に、その人が心から自分は好きなように表現したいだけで、自らが作りたいように、歌いたいように 演奏したいように
するだけです。商業ベースに乗せようと考えてはいない人に聞いてもらいたいとすら思わない、完全にやってて面白いからというスタンスの人がいれば、その人には必要がない。音楽理論は音楽の構成する内容や音楽が流れている瞬間に人はどう聞こえるのかを体系化 理論化したものなので、人に聞かせるつもりはないのであれば、どうぞあなたが感じるままにやってみれば良い。

しかし そのように聞かせるつもりがないというスタンスだろうなという
印象をもった音楽家を私は見たことがない。
そのような音楽家がいたら人に見せるつもりがないので私が目にすることはほとんどないだろう。たまたま一人でやっているところを見かけるような偶発的な事象に遭遇する以外にない。ライブなんてやっていたらやっぱり人に見せたいということだ。 ときどき出会うがライブや演奏の感想をもっとこうした方が良いという類のアドバイスを言われて、俺は俺の音楽をやりたいようにやるだけだという主張を耳にすることがあるが、
私はそれを聞くと 
あなたの音楽をやる目的に人に聞かせるは入ってないのだから
人知れずこっそりやれば良い。
推測の域を超えないが人の意見や音楽的な情報を取り入れるのはなんか難しそうだし勉強的なものをするのは面倒 不本意
でも音楽は好き 
なので自分勝手な演奏や音楽を他人には認めてもらいたい。
ということを正直に主張できないので、もっともらしい俺の音楽の追求の一点張りで逃げている。と捉えている。
私も他人が逃げている様をわざわざ回り込んで言及するのは私にとってデメリットが大きいし、簡単に言えば嫌な奴に写るのは私にとって不本意だ。
こうして人間が持つ 本当は面倒だと思ってるのにそれ隠して自分が正当かのように発言する様は誰しも持っているが それに翻弄され真実を見失うことは私は避けたい。

ところで私が感じている疑問の一つに
音楽家になったということは人それぞれ
この人のように演奏したい こんな曲を作りたいと 動機があるはず
その目標に到達できるように活動せず長期間同じレベルでいることに飽きてしまうことはないだろうか?乱暴に言えば勉強もせず練習もせず何年もどうしようもない演奏や曲作って楽しいのかなと考える。

しかし 私の趣味にゲームがあるが、ゲームの腕は上達できればよいが、
上達しなくてもよい、上達しなければそのゲームをやめ、時間を忘れる新しいゲームを探せばよい。もし音楽家が私のゲームと同じようなスタンスであれば、練習もせず勉強もせず同じ水準のプレイや楽曲をやって飽きたら違う曲や演奏を試せばよいということなのか 私には理解できない。

個人的にもっと理屈にこだわらないで自由に作ったり演奏すればと言われることもあるが、私としては散々自分勝手に作ったり演奏してその段階は過ぎた。もうすでに他者の意見、先人が積み上げてきたものをきちんと再確認しなければ飛躍的な上達は期待できない。

なので音楽家に音楽理論はかならずメリット生むので音楽理論を習得し理論的に音楽を理解したり、研究したり さらに音楽理論を知ることにより
より芸術的に音楽を理解できて楽しさを感じたこともある。

音楽家は楽しむためにも音楽理論を勉強するべき


ああ ついついこんな事を書いてしまったが 自分の事をこなさなければ







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