時間を売るのはもう古い?今すぐ資本家サイドへ回るべき理由
働く多くの皆さん、いつもお疲れ様さまです!
今回は特に、「給与がなかなか上がらない」「いつも忙しいけれど、生活に余裕が出ない」と感じている方々へ向けて書きたいと思います。
このエッセイを読むことで分かることは、
・なぜ「投資家側」に回ることが重要なのか?
・労働者の収入と投資家の収入がどれほど違うのか?
・資本と労働の格差が今後どのように広がっていくのか?
・どうすれば「時間を売らない」生活を目指せるのか?
と言うことです。
朝早くから夜遅くまで働いても、「結局、なんのための人生なんだろう?」とふと思うことはありませんか?
あるいは、今後も働き続ける限り、自分の時間と引き換えに収入を得続けることに不安を感じる瞬間はありませんか?
「そんなことを言われても、お金は働かないと手に入らないでしょう?」と思われるかもしれません。
しかし、ここに根本的な問いがあるのです。
「あなたはお金を稼いでいますか?それとも、お金があなたの代わりに稼いでくれていますか?」
労働収入 vs 資本収入の違い
フランスの経済学者トマ・ピケティが『21世紀の資本』で指摘しているのは、ここ20年で見られる「資本」と「労働」の収益格差です。
彼はこう述べています。
「資本からのリターンは、賃金労働からのリターンを上回り続ける」。
そしてこの傾向はますます強まっている、と。
要するに、働いて賃金を得る労働者は、投資を通じて収益を得る資本家には敵わない、ということです。
具体的に見てみましょう。
例えば、資本家(投資家)として5%の年平均リターンを得られるとします。
5%と言うと大したことないように聞こえるかもしれませんが、これは「年平均」なので、複利で運用すると10年後には元金が約1.6倍に、20年後には2.7倍になります。
いっぽう、労働者の平均賃金の上昇率は、年平均1~2%にすぎません。
この1%の上昇率が長期的にどう影響するか、答えは簡単ですね。資本の力が時間とともにさらに強まるのです。
時間を切り売りするリスク
「でも、投資にはリスクがあるし、私は堅実に働いて生きていきたい」と考える方も多いでしょう。
確かに、投資には上下するリスクがあります。
しかし、そのリスクを避けて堅実に労働収入だけに頼ることは、本当に「安全」と言えるのでしょうか?
労働収入というのは、そもそも「自分の時間を売る」ことにほかなりません。
サラリーマンでも、フリーランスでも、自分の労働力を提供しなければ収入は得られません。
あるいは病気や家庭の事情で働けなくなることもあるでしょう。
労働収入だけに頼る生活は、「もし自分が働けなくなったら収入が止まる」という脆弱性を抱えているのです。
例えて言えば、賃貸物件の家賃収入で生活しているオーナーと、日々の仕事で稼いでいる人の違いです。
オーナーは不動産という「資本」が彼に代わって家賃を生んでくれるのです。
そのため、オーナーは不動産が存在する限り収入が得られます。
一方、労働者は仕事を休んだり、辞めたりすれば収入もストップします。どちらがより「安全」な生活を築けるでしょうか?
投資の必要性:数字が示す事実
ここで、具体的な数字を出してみましょう。
例えば、資産1,000万円を年5%の利率で運用できたとします。
すると、年50万円の収益が得られます。
5%という数字は、株式市場では決して不可能なリターンではありません。
むしろ控えめです。
対して、平均年収500万円の会社員が毎年1%の昇給を得るとすると、昇給分は年5万円に過ぎません。
10年間働いても50万円の上昇です。
この差は、ただの数字の違いではありません。
資本から得られる収益は、時間を売らなくても得られる「資本の力」であり、労働での昇給は「労働力」に依存しています。
想定される反論とその答え
「でも、投資には知識が必要だし、損をする可能性もあるでしょう?」
確かに、投資には基本的な知識が求められますが、今はインターネットや書籍で十分に勉強できる時代です。
そして、分散投資などのリスク管理の方法も確立されています。
損をするリスクもありますが、何もせずに働き続けるリスクもあります。
むしろ、「何もせずに取り残されるリスク」を避けるために、資本のサイドに立つ方が賢明でしょう。
「そんなこと言っても、私には投資に回せるお金なんてない」
そう思うかもしれません。
確かに、初めから大きな資金を用意するのは難しいです。
しかし、少額から始められるインデックス投資もあります。
たとえば、毎月5,000円の積立でも年利5%で運用すれば、20年後には約200万円の資産になります。
少額でも、「投資家になる」一歩を踏み出せば、資本の力を味方にできます。
結論:資本サイドに立つべき理由
まとめると、資本から得られる収入は、働かずともお金が生み出してくれるものです。
そしてこの資本収益は、長期的に見て労働収入よりもはるかに高いリターンを得られます。
時間を売って稼ぐ生活から一歩抜け出し、資本を味方にすることは、未来の生活の安定と自由を築くための重要なステップです。
「投資家になるのは難しい」と思わず、少額からでも一歩踏み出してみましょう。
労働者の側に立つだけではなく、資本の側に立つことで、あなたの未来はもっと自由で安定したものになるはずです。