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「うちの母」という生き物

娘のダンスの発表会を見に行った。
父と母にも声をかけた。
父と母は家庭内別居中なので、
それぞれ電車で、別々に来た。
家庭内別居中でも、孫を囲んで楽しく食事する両親なので、
私と父と母、3つ席をとった。

母に、「お父さんも呼んだ」と伝えると、
「お父さんも来るの?!
もう!席とってあげなくていいわよ!」
と金切り声をあげた。

私は、席取りの列に並び、
疲れていたのもあり、
「こんなところにまで夫婦関係持ち込まないで!」
と、思わずきつく言った。


父を待つ間、母とふたりきり。

母は、
次から次へと難癖をつける。

「今どのチームがリハーサルやってるのか、
さっぱり分かりゃしない!」
「前の人が邪魔。いなくなって欲しい。」
「衣装誰が選んだの?清掃員みたい。
センス悪いわね。」

だめだ。
最近、子どもなしで母と会う時間が多過ぎた。
こんな時、娘がいれば、
「ばあば、やば。言い過ぎじゃん。」
などと言ってくれるので、笑えるのだけど、
1人ではがっちり受け止めてしまう。

父が来た。
父は、小さい子のダンスを眺めて
「かわいいね〜」と言いながら
楽しそうに笑っている。

発表会が終わり、
父はそそくさと帰り、
娘と母とカフェに行くことに。

娘はスタバがいい。
母はスタバはやだ。
まとめるのも一苦労。

娘と本屋に行くので母は帰るかと思いきや
母もついてくることに。

「早くしたら。明日、学校でしょ。
ゆめひこさん、機嫌悪くならないかしら。
こうくん寂しがらない?」

本、ゆっくり見れず。
うちはね、そんなこと言う人いないんだよ。
私がいなきゃ、
なんとかしてくれる。
何時にご飯食べなきゃ、もないし、
のんびり楽しんだ分だけ、
バタバタと布団に入ればいい。
それだけ。

帰りの電車。
娘がイヤホンをして寝てると、
母が1分おきに話しかける。

娘は面倒そうに対応している。

家に帰ると母からLINE。
「さゆちゃん、私と全然しゃべってくれない。
反抗期かしら。私は気持ちが落ち込んでいる。」

気付いてるなら黙ればいいのに、
とことん嫌がられるまでやめない。
そして、後で
「私は落ち込んでいます。」
昔からこうだ。

娘が産まれた時もそうだったのだが、
母はいつだって、
当事者の私より、
子育てに不安になってしまうのだ。

一般的には、赤ちゃんの母親が過敏になり、
周囲の祖父母世代は、
「赤ちゃんは泣くもんよ。勝手に育つよ。」
くらい言ってくれるものだ。

私の母は、
どうしよう。
泣いてる。
かわいそう。
これでいいの?
大丈夫?

私に聞いてくる。

私は助産師だけどね、
お母さんになったばかりなの。
私が聞きたいくらいなの。

「うちの母」という生き物をまだ全然理解していなかったから、私はいちいち孤独になった。
どうしてうちの母はこうなんだろう。

母にいちいち反論してる時期もあった。
今回の件に関しても、
中学生にはこんな風に接してあげるべきだよ、
そんなに文句を言うもんじゃないよ、
などと、
いちいちコメントするのは、可能だが、
まったく響かないことを
私は、43年間経験してきた。
母に疑問を持ち始めたのは10歳くらいからなので厳密に言うと33年ということになる。

母と対立関係になると、
私に対しても批判がはじまるので、
私は敵ではありません、と、
両手をあげている状態なのだと思う。

母は常に、
人を
いいか悪いか
好きか嫌いか
ジャッジし、口にする。

常に、審判をしている状態。

イン!アウト!
オフサイ!ハンド!

常に審判してるの、
しんどいだろうな。

でもね、
横で延々とジャッジのシャワー浴びてる私も、
つらかったよ。

私は、お母さんにマルをもらえる自分でいなくちゃ、って。

母の教科書を常に音読して聞かされている状態だったのかもしれない。

だから、私は、
耳も、口も閉じたんだよ。

でも、私は、いい子から抜け出しきれていなくて、
こうして、
娘のイベントには呼んであげたい。
親とうまくいっていない自分とは
向き合う自信がなくて、
表だけうまくやっておきたい。

父が可哀想ではあるので、
私は父の味方であることを発信していきたいと思う。
父は自立しているので、
その程度で十分生きていけると思う。

最後まで読んでくれた方がいるかどうか、
こんな愚痴を😭😭
いたら、感謝申し上げます。
いつも本当にありがとうございます♡


雲が多い日の空が好き


私は三日坊主です。
43歳。
やっと認めます。
三日坊主だ〜と言ってる人を
横目で見てましたが、
私はすっかり三日坊主です。
noteやInstagramでファスティングしてる人の投稿を読んで
気持ちを上げて、よーしこれは痩せられそう、って思うんだけど、
きちんとした食事が3日続くと、
暴食したくなる。

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