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僕にとっての源さんの話

「こんばんはー星野源でーす!」

正直夢か現実かわからなかった。
あの時、目の前に憧れの人がいた。正直少し泣いてたと思う。
今年の夏に行われた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024」もともと歌やバンドが大好きだったが源さんが出ると知って何が何でも目に焼き付けたいと思った。
会場に行くと勿論みんなすごかった。
あいみょんも見たかったので2日連続で足を運んだ。
あいみょんの歌は恋愛をしている時期も失恋した時期も何一つとして音沙汰のない今の僕にも全部歌詞が刺さってくる。単独ライブにも足を運んだことがある。
Awichは圧巻で自然と体がのっていたし、Number iに関しては本当に同じ生き物なのかと同性として信じられなかった。

でも僕にとっての源さんはあまりにも特別な存在すぎた。
同じ身長で、一重で、最近はセンターパートの日が多くて、なんていうのは小さいことで、
過去に話したことがあるわけでもANNでハガキを読まれてねぶりぼうをもらった経験があるわけでもない。
単純に源さんの発する一言一句に首が痛くなるほど共感をしたし源さんの作る音楽が僕の生活を豊かにしてくれた。
もし野球選手や格闘家になった未来があるとするなら登場曲に「地獄でなぜ悪い」を流すし、もし僕が結婚式を挙げられるとするのなら「Family song」と退場の時には「Friend Ship」を流したい。
僕は本を読むのが苦手だが、エッセイ「命の車窓から」は1日で全て読んだ。少しだけ近くに行けた気がした。
「生きるのが辛い」
捉え方とその状況により重くも、その反対にも考えられる感情を源さんは歌やエッセイ、ANNで肯定し言語化をしてくれた。
おかげで気持ちが楽になった人や生活が少し楽しくなった人もいるのではないだろうか。

そんな僕からの一方的な感情があったから初めて目の前で見た時に少し泣いた。
一緒に歌った。一生この時間が終わってほしくないと初めて本気で思ったが、最後に源さんが「また会いましょう」と言った時、僕は全力で手を左右に振っていた。

僕は明日もまた満員電車に揺られながら源さんの曲を再生し、少しだけ幸せな時間を送る。


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